トップ 事例を探す 神奈川県 【事例】神奈川県相模原市の部活動地域展開 ─ 9回の審議会を経て令和7年4月に答申、政令市として持続可能な移行モデル策定へ
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【事例】神奈川県相模原市の部活動地域展開 ─ 9回の審議会を経て令和7年4月に答申、政令市として持続可能な移行モデル策定へ

公開:2026.04.28 更新:2026.05.02
この記事でわかること

・令和6年度中に計9回の審議会を開催し、令和7年4月11日に市長が答申書を受領した。
・約60校を擁する政令市として、保護者・スポーツ団体・学校関係者など多様な立場の声を集約する合意形成プロセスを設計した。
・スポーツ庁が定める令和8年度からの改革実施期間に照準を合わせ、令和7年度中の正式な方針策定を目指している。

自治体名 神奈川県相模原市
人口規模 約72万5千人(令和5年国勢調査)
中学校数 約60校(市立)
運営形態 審議会答申を受けて令和7年度中に方針策定中
対象競技 全種目(方針策定後に決定予定)
保護者負担額 方針策定後に決定予定(調査時点で未公表)

取り組みの概要

相模原市は人口約72万人・市立中学校約60校を擁する政令指定都市です。少子化が進む中でも将来にわたり生徒がスポーツ・文化芸術活動に親しめる機会を確保するため、令和6年度に「相模原市部活動地域移行審議会」を設置しました。審議会は令和6年度中に計9回開催され、「休日の部活動の在り方と段階的な地域移行について」を主要テーマとして審議が重ねられました。その答申書は令和7年4月11日に市長へ受領され、令和7年度中に市の正式な方針が決定される見込みです。

特徴的な取り組み

  • 専門審議会による熟議プロセス: 市長の諮問を受けた審議会を9回開催し、教育・スポーツ・保護者・学校関係者など多様なステークホルダーの意見を集約。政令市としての規模に見合った合意形成プロセスを設計。
  • 持続可能な環境整備の重視: 単なる「学校部活の廃止」ではなく「将来にわたり生徒が活動に親しめる環境の整備」という観点を政策の中心に置き、場当たり的な移行ではなく長期視点で設計。
  • 政令市としての先進事例形成: 横浜市(既存事例)と並ぶ神奈川県内の政令市として、60校規模での地域移行モデルは全国の大都市が注目する先進事例となる見込み。

課題と解決策

課題 解決策
約60校・政令市規模での統一的な地域移行体制の構築 審議会答申を踏まえた段階的移行計画の策定(令和7年度中)と区ごとの実情に応じた柔軟な実施
多様な地域資源・民間団体との連携調整 答申で示された方針に基づき、スポーツ協会・民間クラブ・大学等との協議を進める
経済的に多様な家庭への配慮 参加費用の設定・補助制度の設計について審議会での審議を経て方針化

成果・効果

令和6年度における9回の審議会開催は、60校規模の政令市における合意形成プロセスとして全国的にも注目されています。令和7年4月の答申受領により、同年度中の方針決定に向けたロードマップが明確化しました。スポーツ庁が示す「令和8年度からの改革実施期間」(令和8~13年度)に対応した計画を、合理的なプロセスで策定している点が評価されています。

出典

→ 原文: 部活動地域移行(相模原市公式ホームページ)

監修・執筆:部活動地域展開ナビ
部活動の地域移行・総合型地域スポーツクラブの設立支援を専門とするメディア。全国の自治体・スポーツ協会・学校関係者を対象に、制度設計から運営実務まで実践的な情報を発信。文部科学省・スポーツ庁の公式資料および自治体の一次情報をもとに記事を作成しています。

💡 部活動地域展開ナビの視点:ここがポイント

相模原市は人口約72万5千人・市立中学校約60校を擁する政令指定都市として、令和6年度に「相模原市部活動地域移行審議会」を設置した。審議会は令和6年度中に計9回開催され、「休日の部活動の在り方と段階的な地域移行について」を主要テーマとして審議を重ねた。答申書は令和7年4月11日に市長へ受領され、令和7年度中に市の正式な方針が決定される見込みだ。同じ神奈川県内の政令市として横浜市の既存事例と並ぶ形で、60校規模での地域移行モデルの策定を進めており、「学校部活の廃止」ではなく「将来にわたり生徒が活動に親しめる環境の整備」を政策の中心に置く設計思想が特徴だ。

📋 他地域が導入する際の想定ハードルと解決策

相模原市が「令和7年4月に答申を受領し、同年度中に方針を決定する」タイムラインで進めていることは、スポーツ庁が定める令和8年度からの「改革実施期間」に照準を合わせた逆算設計として機能している。答申受領から実施までに約1年の準備期間を確保する構造は、約60校・約72万5千人規模の政令市において移行管理上のリスクを段階的に低減するための判断として読み取れる。審議会の答申では、スポーツ協会・民間クラブ・大学等との連携調整、参加費用の設定・補助制度の設計、区ごとの実情に応じた柔軟な実施という三つの課題が提示されており、令和7年度中にこれらを方針化していく構造だ。9回の審議で積み上げた合意形成の質が、その方針策定の円滑さを左右する。

📊 ガバナンスと持続可能性の評価

政令市・中核市レベルの自治体が審議会を設置する場合、委員構成の多様性が答申の質に直結する。この取り組みでは、教育・スポーツ・保護者・学校関係者など異なる立場の声を集約することを合意形成の核に置いており、審議の回数よりも「誰が議論しているか」が重要であることを示している。また、審議会の議事録・資料を全面公開することで、答申に対する市民の理解と信頼を高める効果が期待できる。相模原市が示した「答申受領から約1年の準備期間を経て方針決定」というスケジュール設計は、令和8年度からの改革実施期間に対応するための参照モデルとなる。

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