【事例】神奈川県相模原市の部活動地域展開 ─ 9回の審議会を経て令和7年4月に答申、政令市として持続可能な移行モデル策定へ
この記事でわかること
・令和6年度中に計9回の審議会を開催し、令和7年4月11日に市長が答申書を受領した。
・約60校を擁する政令市として、保護者・スポーツ団体・学校関係者など多様な立場の声を集約する合意形成プロセスを設計した。
・スポーツ庁が定める令和8年度からの改革実施期間に照準を合わせ、令和7年度中の正式な方針策定を目指している。
| 自治体名 | 神奈川県相模原市 |
|---|---|
| 人口規模 | 約72万5千人(令和5年国勢調査) |
| 中学校数 | 約60校(市立) |
| 運営形態 | 審議会答申を受けて令和7年度中に方針策定中 |
| 対象競技 | 全種目(方針策定後に決定予定) |
| 保護者負担額 | 方針策定後に決定予定(調査時点で未公表) |
取り組みの概要
相模原市は人口約72万人・市立中学校約60校を擁する政令指定都市です。少子化が進む中でも将来にわたり生徒がスポーツ・文化芸術活動に親しめる機会を確保するため、令和6年度に「相模原市部活動地域移行審議会」を設置しました。審議会は令和6年度中に計9回開催され、「休日の部活動の在り方と段階的な地域移行について」を主要テーマとして審議が重ねられました。その答申書は令和7年4月11日に市長へ受領され、令和7年度中に市の正式な方針が決定される見込みです。
特徴的な取り組み
- 専門審議会による熟議プロセス: 市長の諮問を受けた審議会を9回開催し、教育・スポーツ・保護者・学校関係者など多様なステークホルダーの意見を集約。政令市としての規模に見合った合意形成プロセスを設計。
- 持続可能な環境整備の重視: 単なる「学校部活の廃止」ではなく「将来にわたり生徒が活動に親しめる環境の整備」という観点を政策の中心に置き、場当たり的な移行ではなく長期視点で設計。
- 政令市としての先進事例形成: 横浜市(既存事例)と並ぶ神奈川県内の政令市として、60校規模での地域移行モデルは全国の大都市が注目する先進事例となる見込み。
課題と解決策
| 課題 | 解決策 |
|---|---|
| 約60校・政令市規模での統一的な地域移行体制の構築 | 審議会答申を踏まえた段階的移行計画の策定(令和7年度中)と区ごとの実情に応じた柔軟な実施 |
| 多様な地域資源・民間団体との連携調整 | 答申で示された方針に基づき、スポーツ協会・民間クラブ・大学等との協議を進める |
| 経済的に多様な家庭への配慮 | 参加費用の設定・補助制度の設計について審議会での審議を経て方針化 |
成果・効果
令和6年度における9回の審議会開催は、60校規模の政令市における合意形成プロセスとして全国的にも注目されています。令和7年4月の答申受領により、同年度中の方針決定に向けたロードマップが明確化しました。スポーツ庁が示す「令和8年度からの改革実施期間」(令和8~13年度)に対応した計画を、合理的なプロセスで策定している点が評価されています。
出典
→ 原文: 部活動地域移行(相模原市公式ホームページ)
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