トップ 事例を探す 神奈川県 【事例】神奈川県藤沢市の部活動地域展開 ─ 推進協議会とアンケートで保護者・生徒の声を反映した移行計画
全種目 👥 30万人以上 🏫 大規模校(300人以上) 📍 神奈川県

【事例】神奈川県藤沢市の部活動地域展開 ─ 推進協議会とアンケートで保護者・生徒の声を反映した移行計画

公開:2026.04.29 更新:2026.05.02
この記事でわかること

・令和5年4月に推進協議会を設置し、3年間のモデル実証アプローチで段階的移行を推進
・生徒・保護者への個別アンケートで需要サイドの声を計画に直接反映
・議事録・計画案の公開とパブリックコメントで市民参加型の透明なプロセスを確保

自治体名 神奈川県藤沢市
人口規模 約444,000人(令和5年時点)
中学校数 複数校(市立中学校が対象)
運営形態 段階的移行・実証型(推進協議会主導)
対象競技 全種目(段階的に対象を拡大)
保護者負担額 不明(調査時点で未公表)

取り組みの概要

神奈川県藤沢市は令和5年4月1日に「藤沢市部活動地域移行推進協議会」を設置し、中学校の休日部活動の地域連携・地域移行に向けた環境整備を進めています。協議会設置後、校長・教員・生徒・保護者を対象とした大規模アンケート調査を実施し、現場の実態と課題を把握した上で「藤沢市学校部活動の地域連携・地域移行の方向性及び計画(案)」を策定・公開しました。3年間のモデル実証・検証アプローチを採用し、実証事業から得られた課題を計画に反映させながら段階的に地域移行を推進しています。

特徴的な取り組み

  • 校長・教員・生徒・保護者への多層的アンケート: 学校関係者(校長・教員)だけでなく、実際の当事者である中学生と保護者に対して個別にアンケート調査を実施。それぞれの立場からの意見・不安・期待を把握し、計画に反映しています。
  • 「藤沢市部活動地域移行推進協議会」の継続開催: 令和5年度の設立以来、第1〜3回の協議会を継続開催。議事録と資料を市公式サイトで公開し、検討プロセスの透明性を確保しています。
  • モデル実証・検証の3年間アプローチ: 一斉移行ではなく、モデル実証→課題整理→計画修正を繰り返す検証型アプローチを採用。生徒・保護者・指導者の実際の体験から得られたデータを計画改善に活用しています。
  • 方向性と計画案の早期公開: 「藤沢市学校部活動の地域連携・地域移行の方向性及び計画(案)」を市公式サイトで公開し、パブリックコメント形式で市民意見を募集。行政計画の市民参加型策定プロセスを実践しています。

課題と解決策

課題 解決策
人口44万人規模の大都市での多様なステークホルダーの意見集約 多層的アンケート(校長・教員・生徒・保護者それぞれ個別に実施)で各立場の声を収集し、協議会で調整
一斉移行のリスクと段階移行の複雑さのバランス 3年間のモデル実証期間を設けてリスクを管理しながら、実証データに基づいた計画の精緻化を実施
地域クラブ活動の質と安全性への保護者の不安 推進協議会の議事録・資料の公開と計画案のパブリックコメントで、プロセスの透明性を確保して信頼を醸成

成果・効果

令和5年4月の推進協議会設置から、校長・教員・生徒(令和6年12月〜令和7年1月)・保護者(令和6年12月〜令和7年1月)を対象とした多層的アンケートの実施、方向性と計画案の策定・公開と、着実に準備が進んでいます。協議会の議事録と資料が市公式サイトで公開されており、検討プロセスの透明性が高く評価されています。モデル実証・検証アプローチにより、実際の参加者の声を計画に反映させながら、持続可能な地域クラブ活動体制の構築を目指しています。

出典

→ 原文: 藤沢市「部活動地域移行推進事業」公式ページ

監修・執筆:部活動地域展開ナビ
部活動の地域移行・総合型地域スポーツクラブの設立支援を専門とするメディア。全国の自治体・スポーツ協会・学校関係者を対象に、制度設計から運営実務まで実践的な情報を発信。文部科学省・スポーツ庁の公式資料および自治体の一次情報をもとに記事を作成しています。

💡 部活動地域展開ナビの視点:ここがポイント

藤沢市は令和5年4月1日に「藤沢市部活動地域移行推進協議会」を設置し、校長・教員・生徒・保護者を対象とした多層的なアンケート調査を実施した。調査結果をもとに「藤沢市学校部活動の地域連携・地域移行の方向性及び計画(案)」を策定・公開し、パブリックコメントで市民意見を募集している。人口約44万人の大都市において一斉移行を採らず、3年間のモデル実証・検証アプローチによって実証データを計画改善に反映させながら、段階的な地域移行を推進している。

📋 他地域が導入する際の想定ハードルと解決策

この取り組みでは、生徒・保護者という「需要サイド」へのアンケートを計画策定の中軸に据えている点が際立つ。令和6年12月から令和7年1月にかけて中学生と保護者それぞれに個別アンケートを実施し、各立場からの意見・不安・期待を収集した。多くの自治体が校長・教員・スポーツ団体など供給サイドの意見を中心に計画を策定する中、実際の利用者の声を先に聞くこの姿勢は、地域移行後の参加率と満足度を左右する重要な設計思想として機能している。

📊 ガバナンスと持続可能性の評価

藤沢市は推進協議会の議事録と資料を市公式サイトで公開し、「藤沢市学校部活動の地域連携・地域移行の方向性及び計画(案)」についてもパブリックコメント形式で市民意見を募集することで、行政計画の市民参加型策定を実践している。検討プロセスを開かれた形で示すことが、保護者の不安を軽減し、地域移行への信頼醸成につながっている。

CONSULTING / 専門家に相談

受け皿団体の組織整備・経営について
専門家に相談しませんか?

設立手続きの進め方・行政との調整・資金計画など、
総合型地域スポーツクラブ特化のコンサルティングをご提供しています。

🏢 クラブ立ち上げ
🤝 行政調整・仲介
📊 事業計画策定

HOW TO START

3ステップで
相談を始められます

  • 01フォームから状況を送信
  • 02オンラインで初回ヒアリング
  • 03最適な支援プランを提示
専門家に相談する →