トップ 事例を探す 富山県 【事例】富山県砺波市の部活動地域展開 ─ 三層アンケートと登録制度で休日地域クラブを段階整備
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【事例】富山県砺波市の部活動地域展開 ─ 三層アンケートと登録制度で休日地域クラブを段階整備

公開:2026.05.12 更新:2026.05.19
この記事でわかること

・競技・文化団体の推薦を要件とした地域クラブ・指導者登録制度を整備
・保護者・顧問・指導者の3者別アンケートで立場ごとの認識ギャップを可視化
・要約版+自由記述版の二本立て公開で政策議論のオープンな土台を構築

自治体名 富山県砺波市
人口規模 約4.6万人(2024年時点)
中学校数 市立中学校4校
運営形態 市区町村運営型(教育委員会による登録・承認+競技・文化団体推薦)
対象競技 スポーツ・文化芸術(運動・文化問わず登録制度で対応)
保護者負担額 クラブごとに設定(運営団体・指導者ごとに会費を独自設計)

取り組みの概要

砺波市は休日の学校部活動を地域クラブ活動へ段階的に移行するため、教育委員会生涯学習・スポーツ課が地域クラブと指導者の登録制度を整備しました。登録対象は「中学生に対してスポーツ・文化芸術等の活動の場を提供する団体」で、競技団体・文化団体の推薦を受けた指導者を市が承認する仕組みです。令和6年度には保護者(生徒)・部活動顧問・地域クラブ指導者の3者を対象に大規模アンケートを実施し、要約版と自由記述版の双方を公開して移行方針の検証材料に活用しています。

特徴的な取り組み

  • 三層アンケート方式: 保護者(子)/部活動顧問/地域クラブ指導者の3者に分けて要約版+自由記述版を公開。受け手・出し手・つなぐ側の声を分離して可視化
  • 地域クラブ登録制度: 競技団体・文化団体の推薦を受けた指導者のみを承認対象とし、責任の所在を明確化。変更・解散・辞任の届出フォーマットも整備済み
  • 運動・文化を分けない登録基盤: スポーツに限定せず文化芸術団体も同じ登録基盤に乗せ、市内中学生向け活動を一元的に管理

課題と解決策

課題 解決策
地域クラブの受け皿が新規立ち上げから整備されない 既存スポーツ団体・文化団体が登録できる制度を先行整備し、推薦経路で指導者を承認する仕組みに統一
保護者・顧問・指導者で温度差が大きい 三者別アンケートを実施し、それぞれの要約・自由記述を別資料として公開。立場ごとの懸念を可視化
団体の変更・解散時の責任所在が曖昧 「変更届」「解散届」「指導者辞任届」のフォーマットを事前整備し、変更管理のプロセスを定義

成果・効果

令和6年度のアンケートは保護者(生徒)・部活動顧問・地域クラブ指導者の3者を網羅し、それぞれの要約版・自由記述版の合計6種類のPDFが市公式サイトに公開されました。教育委員会は「アンケート結果を基に生徒が充実した地域クラブ活動となるよう引き続き取り組む」と表明しており、政策の翌期反映に向けた具体的なエビデンス基盤を構築できています。

出典

→ 原文: 休日の学校部活動の地域クラブ活動への移行に関するアンケート結果(砺波市公式)

→ 原文: 学校部活動の地域クラブ移行に伴う地域クラブ・指導者登録について(砺波市公式)

監修・執筆:部活動地域展開ナビ
部活動の地域移行・総合型地域スポーツクラブの設立支援を専門とするメディア。全国の自治体・スポーツ協会・学校関係者を対象に、制度設計から運営実務まで実践的な情報を発信。文部科学省・スポーツ庁の公式資料および自治体の一次情報をもとに記事を作成しています。

💡 部活動地域展開ナビの視点:ここがポイント

砺波市は休日の学校部活動を地域クラブ活動へ段階的に移行するため、教育委員会生涯学習・スポーツ課が地域クラブと指導者の登録制度を整備しました。登録対象は中学生にスポーツ・文化芸術等の活動の場を提供する団体で、競技団体・文化団体の推薦を受けた指導者を市が承認する仕組みです。運動と文化を同じ登録基盤に乗せることで、市内中学生向け活動を一元的に管理できる体制を構築しています。変更届・解散届・指導者辞任届のフォーマットも事前整備し、団体の責任所在を明確化している点が特徴です。

📋 他地域が導入する際の想定ハードルと解決策

令和6年度には保護者(生徒)・部活動顧問・地域クラブ指導者の3者を対象とした大規模アンケートを実施し、要約版と自由記述版の双方をPDFで公開しました。受け手・出し手・つなぐ側の声を分離して可視化することで、立場ごとの認識ギャップが政策議論の俎上に乗せやすくなっています。富山県内でも市町ごとに移行アプローチが分かれる中、砺波市は調査設計と登録制度の両輪で基盤づくりを進めています。

📊 ガバナンスと持続可能性の評価

地域クラブ登録制度では、競技団体・文化団体の推薦を要件とすることで、個人指導者の品質ばらつきを推薦元の責任で吸収する設計となっています。さらに「推薦・承認・変更・解散・辞任」の5フォーマットを先行整備したことで、移行後の運営トラブルに先回りで備える運用基盤が整いました。

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