【事例】茨城県筑西市の部活動地域展開 ─ 公認地域クラブ「ちっくんクラブ」登録制度で令和8年4月休日移行
・筑西市が令和8年4月から休日部活動を地域クラブへ転換し学校部活動は原則平日のみとする方針
・市公認地域クラブ「ちっくんクラブ」の登録制度と施設減免・学校施設利用・大会補助の4支援
・推進協議会・受け入れ状況アンケートで受け皿を可視化する進め方と他地域への示唆
| 自治体名 | 茨城県筑西市 |
|---|---|
| 人口規模 | 約10万人 |
| 中学校数 | 市立中学校(義務教育学校後期課程を含む・複数校) |
| 運営形態 | 行政主導(筑西市教育委員会 文化スポーツ課・学校部活動地域展開推進協議会)による公認地域クラブ登録制度 |
| 対象競技 | スポーツ・文化・芸能の全種目(登録協力団体) |
| 保護者負担額 | 会費は各クラブで異なる。市は公共施設利用料の減免・休日の中学校施設利用等で支援 |
取り組みの概要
筑西市は、中学生一人一人のニーズに応じたスポーツ・文化芸術活動の場を整えるため、令和8年度から休日の中学校部活動を「地域クラブ活動」に転換し、学校部活動は原則として平日のみとする方針を打ち出しました。筑西市教育委員会 文化スポーツ課が推進主体となり、その受け皿の中核として市公認地域クラブ「ちっくんクラブ」を設立。令和8年1月13日から地域展開協力団体の登録受付を開始し、令和8年4月から「ちっくんクラブ」を始動させます。制度設計は「学校部活動地域展開推進協議会」で協議されており、茨城県の「地域クラブ活動ガイドライン」に沿った形で進められています。スポーツ団体・文化団体・芸能団体など、中学生を受け入れる(または受け入れられる)多様な団体を協力団体として束ねる仕組みです。
特徴的な取り組み
- 市公認地域クラブ「ちっくんクラブ」の登録制度: 非営利の地域クラブ・保護者団体などで、活動拠点が筑西市にあり、代表者が市在住で、市内中学校(義務教育学校後期課程を含む)に在籍する生徒や市内在住の中学生を受け入れる団体が登録可能。登録申請書・加入者名簿・宣誓書などの様式一式と記載例を市が用意し、傷害保険加入者証の写し添付を求めるなど、質と安全を担保する登録要件を設けています。
- 登録クラブへの具体的な支援: 「ちっくんクラブ」登録団体には、①市公共施設利用料の減免、②休日日中(9:00〜18:00)の中学校施設の利用、③中学校体育連盟または同等の大会に参加する団体への補助、④市ホームページ・SNSによる周知、という4つの支援を提供。認定と支援をセットにし、地域の担い手が活動しやすい環境を整えています。
- 推進協議会と協力団体の見える化: 「学校部活動地域展開推進協議会」で支援内容や運営を協議し、部活動地域展開の特設ページで「協力団体の紹介」「よくある問合せ(Q&A)」を公開。スポーツ・文化団体向けに中学生の受け入れ状況に関するアンケートを実施し、受け皿の実態を把握しながら制度を組み立てています。
課題と解決策
| 課題 | 解決策 |
|---|---|
| 休日部活動を担う受け皿団体の確保 | 市公認地域クラブ「ちっくんクラブ」の登録制度を設け、非営利クラブ・保護者団体等を協力団体として募集 |
| 地域クラブの活動場所・費用の負担 | 公共施設利用料の減免と休日日中の中学校施設利用を支援。大会参加団体には補助を交付 |
| 受け皿の質・安全の担保 | 登録要件(拠点・代表者・受入対象)と傷害保険加入者証の添付・宣誓書を求め、推進協議会で協議 |
成果・効果
筑西市は、令和8年4月の休日移行に向けて、公認地域クラブ「ちっくんクラブ」という明確なブランドと登録制度を先行整備し、令和8年1月から協力団体の登録受付を開始しました。登録様式一式と記載例を市が用意し、公共施設利用料の減免・休日の中学校施設利用・大会参加補助・SNS周知という4つの支援を明示することで、地域団体が「登録すれば場所と費用面の後押しがある」状態を作っています。推進協議会で運営を協議し、協力団体の紹介やQ&Aを特設ページで公開、受け入れ状況アンケートで受け皿の実態を把握するなど、制度の透明性と実効性を両立。茨城県のガイドラインに沿いながら、市独自の公認クラブ制度で休日部活動の受け皿を面的に整える基盤が形づくられています。
出典
→ 原文: 筑西市部活動地域展開 特設ページ(筑西市公式ホームページ・文化スポーツ課)
→ 参考: 筑西市公認地域クラブ「ちっくんクラブ」について(筑西市公式ホームページ)
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