トップ 事例を探す 京都府 【事例】京都府京都市の部活動地域展開 ─ 2028年度の学校部活廃止と「京都版地域クラブ」・「放課後活動」2本立てモデル
全種目 30万人以上 京都府

【事例】京都府京都市の部活動地域展開 ─ 2028年度の学校部活廃止と「京都版地域クラブ」・「放課後活動」2本立てモデル

📅 公開:2026.04.17 🔄 更新:2026.04.17
自治体名 京都府京都市
人口規模 約144万人(2024年時点)
中学校数 約70校(市立中学校)
運営形態 「京都版地域クラブ」(スポーツ・文化)+「放課後活動」(学校施設活用型)の2本立て
対象競技 全種目
保護者負担額 調査時点で未公表

取り組みの概要

京都市は2028年度(令和10年度)を目標に、市立中学校における学校部活動を廃止し、地域クラブ活動へ完全移行する方針を打ち出しています。移行先は「京都版地域クラブ」と「放課後活動」の2本立てで構成され、子どもの活動機会を多様な形で確保する設計となっています。「京都版地域クラブ」は地域の民間団体・スポーツ組織が主体となって運営し、「放課後活動」は学校の施設を活用しながら地域人材が指導に当たるモデルです。京都市教育委員会が中心となって移行計画を推進しており、全国政令指定都市の中でも踏み込んだスケジュールと体制設計が注目されています。

特徴的な取り組み

  • 2028年度完全移行という明確な期限設定:国の目標より前倒しとなる2028年度を完全移行の目標年度として設定し、関係機関・保護者への周知と準備を計画的に進めています。
  • 2本立てモデルによる多様な受け皿確保:地域の民間・スポーツ団体が担う「京都版地域クラブ」と、学校施設を拠点とする「放課後活動」を並立させることで、都市部特有の多様な生活環境・ニーズに対応しています。
  • 政令指定都市規模での先行推進:政令市という大規模自治体ながら踏み込んだ移行方針を打ち出しており、他の大都市への波及モデルとして全国的に注目されています。

課題と解決策

課題 解決策
多数の学校・多種目に対応できる地域指導者の確保 「京都版地域クラブ」と「放課後活動」の2類型を設けることで、既存の地域スポーツ団体や学校OB等の多様な人材が参画しやすい体制を整えています。
保護者の費用負担と経済格差への対応 参加費の水準・補助制度については調査時点で詳細は未公表であり、今後の検討課題となっています。

成果・効果

2028年度の完全移行に向けて段階的な準備が進められており、京都市の方針はスポーツ庁・文部科学省の改革推進の文脈でも先進事例として紹介されています。全国的に移行が遅れがちな大規模自治体において、明確な廃止期限と2本立ての受け皿モデルを示した点は、他都市の参考事例として評価されています。

出典

→ 原文: 部活動の地域移行について ─ 京都市公式ウェブサイト