トップ 事例を探す 京都府 【事例】京都府福知山市の部活動地域展開 ─ 一般社団法人福知山ユナイテッド連携×複数校合同型7種目×約60社スポンサーモデル
全種目 👥 5~10万人 🏫 中規模校(150〜300人) 📍 京都府

【事例】京都府福知山市の部活動地域展開 ─ 一般社団法人福知山ユナイテッド連携×複数校合同型7種目×約60社スポンサーモデル

公開:2026.05.21 更新:2026.05.21
この記事でわかること

・福知山市の複数校合同型地域クラブ運営(7種目・1〜2年生対象)
・一般社団法人福知山ユナイテッドの受け皿機能(350人所属・14カテゴリ・約60社スポンサー)
・日本陸上競技連盟との戦略的パートナーシップによる「福知山モデル」構築

自治体名 京都府福知山市
人口規模 約7.4万人(2025年時点・京都府北部)
中学校数 市立中学校複数校(南陵中・日新中ほか)
運営形態 市学校教育課主導・一般社団法人福知山ユナイテッド(2022年7月7日設立)と連携/複数学校合同型地域クラブ
対象競技 サッカー(南陵中・日新中除く)/女子ソフトボール/男子バスケットボール/女子バスケットボール/男子バレーボール/剣道/合唱(7種目)
保護者負担額 受益者負担(運営団体が設定・福知山ユナイテッドはスポンサー約60社の支援も活用)

取り組みの概要

京都府福知山市は、京都府北部の中核都市(人口約7.4万人)として、土日などの休日の部活動を「複数の学校の生徒が合同で活動し、専門性の高い指導者から指導を受けられる地域クラブ化」を進めています。市学校教育課が主導し、対象は市立中学校1・2年生で、サッカー・女子ソフトボール・男子バスケットボール・女子バスケットボール・男子バレーボール・剣道・合唱の7種目で参加者を随時募集中です。福知山市の特徴は、2022年7月7日に設立された一般社団法人福知山ユナイテッドが受け皿として機能している点で、同法人は約350人の子どもたちが所属する総合型地域スポーツクラブとして全14カテゴリのチーム・スクールを運営し、市内外から約60社のスポンサー支援を集めて持続可能な財源構造を構築しています。

特徴的な取り組み

  • 複数校合同型地域クラブ: 単独校では成立しにくい競技を「複数の学校の生徒が合同で活動」する形で運営し、専門性の高い指導者から指導を受けられる仕組みを実現。人口7万人規模の自治体に適した広域連携モデル。
  • 一般社団法人福知山ユナイテッドの受け皿機能: 2022年7月7日に法人設立、代表理事・片野翔大氏の下、全14カテゴリのチーム・スクールで約350人の子どもたちが所属する総合型地域スポーツクラブとして機能。野球・バスケットボール・サッカーの3種目から開始し、地域クラブ活動の中核を担う。
  • 約60社スポンサー支援モデル: 福知山ユナイテッドは市内外から約60社のスポンサーを集め、企業協賛による財源確保で持続可能な運営を実現。日本陸上競技連盟ともパートナーシップ契約(「福知山モデル」構築)を締結。
  • 7種目に絞った段階展開: サッカー・女子ソフトボール・男子バスケ・女子バスケ・男子バレー・剣道・合唱の7種目に絞り、サッカーは「南陵中・日新中を除く」と対象校を限定するなど、運営可能な範囲から着実に拡大。
  • 運動部と文化部の同時展開: 合唱を対象種目に含めることで、運動部だけでなく文化部の地域移行も同時推進。

課題と解決策

課題 解決策
人口7万人規模で単独校では成立しにくい競技の受け皿 「複数学校の生徒が合同で活動」する広域連携モデルにより、競技人口の少ない種目でもチーム編成を可能に
運営財源の持続的確保 福知山ユナイテッドが市内外から約60社のスポンサーを集める企業協賛モデルで安定財源を構築
専門指導者の確保 総合型地域スポーツクラブとして全14カテゴリの専門指導者ネットワークを構築・日本陸上競技連盟との戦略的パートナーシップ契約も活用
申込手続きの簡素化 電話(0773-24-7063)・オンラインフォーム(logoform.jp)の双方で随時募集を受付

成果・効果

福知山市は人口7.4万人規模の自治体ながら、一般社団法人福知山ユナイテッドという地域に根ざした強力な受け皿団体と連携することで、複数校合同・専門指導者・企業協賛財源の3要素を組合せた地域クラブ活動を実現しています。約350人の子どもたちが所属する全14カテゴリの体制は、人口規模を考慮すると非常に厚みのある参加者基盤と言えます。また、約60社のスポンサー支援と日本陸上競技連盟との戦略的パートナーシップ契約による「福知山モデル」構築は、地方都市が地域クラブ運営を持続可能にする上で重要なファイナンスモデルを示しています。サッカー・バスケ・バレー・剣道・合唱と運動部・文化部を横断する7種目展開は、生徒の多様なニーズへの対応にもつながっています。

出典

→ 原文: 部活動地域移行(福知山市オフィシャルホームページ・学校教育課)SPEEDSTARが一般社団法人福知山ユナイテッドと戦略的パートナーシップ契約を締結 ─「福知山モデル」構築へ(日本陸上競技連盟公式サイト)

監修・執筆:部活動地域展開ナビ
部活動の地域移行・総合型地域スポーツクラブの設立支援を専門とするメディア。全国の自治体・スポーツ協会・学校関係者を対象に、制度設計から運営実務まで実践的な情報を発信。文部科学省・スポーツ庁の公式資料および自治体の一次情報をもとに記事を作成しています。

💡 部活動地域展開ナビの視点:ここがポイント

福知山市の事例の特徴は、「行政+地域に根ざした総合型地域スポーツクラブの連携モデル」です。人口7.4万人規模の自治体が、単独で部活動の地域移行を進めるのは指導者・財源の両面で困難ですが、福知山市は一般社団法人福知山ユナイテッド(350人所属・14カテゴリ・スポンサー約60社)という強力な受け皿団体と連携することで実現しています。日本陸上競技連盟と「福知山モデル」を構築するなど、競技団体との戦略的連携も特徴的で、人口数万人規模の地方都市が地域クラブ運営を持続可能にする上で重要な参考事例となります。

📋 他地域が導入する際の想定ハードルと解決策

福知山市方式を他の地方都市が導入する際の最大のハードルは、福知山ユナイテッドに匹敵する受け皿団体が地元に存在するかどうかです。既存の総合型地域スポーツクラブが弱体な地域では、行政が中心となって複数の競技団体・体育協会・有志を統合する「地域クラブ法人設立支援」が先行する必要があります。福知山市の場合は2022年7月の法人設立から2023年度の部活動改革開始まで約1年の準備期間を取り、約60社のスポンサー獲得を法人独自に進めた経緯があります。他地域では、自治体が初期の運営費・指導者確保費を補助する段階を設けつつ、段階的にスポンサー獲得・受益者負担に移行する設計が現実的です。

📊 ガバナンスと持続可能性の評価

福知山市の制度は、市学校教育課と一般社団法人福知山ユナイテッドの2者連携で構成されており、約60社のスポンサー支援と競技団体(日本陸上競技連盟)とのパートナーシップで財源・指導者の両面を補強しています。一般社団法人の独立性と継続性は地方都市における持続可能性の鍵で、運営財源の多元化(自治体・受益者・スポンサー・競技団体)は理想的なバランスと言えます。一方、人口7万人規模での参加者350人という規模で、市内の全中学生のうちどの程度をカバーできているかが今後の論点となります。

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