| 自治体名 | 長崎県長崎市 |
|---|---|
| 人口規模 | 約39.0万人(2024年時点) |
| 中学校数 | 37校(市立中学校、令和7年5月1日現在) |
| 運営形態 | スポーツ・文化団体・民間クラブ・保護者組織等が各クラブを運営(複合型) |
| 対象競技 | 運動部・文化部ともに対象(2025年12月時点で12校15クラブが発足、種目詳細は非公表) |
| 保護者負担額 | 「現在の部活動費から著しく増加しないようにする」方針。具体的な月額は調査時点で未公表。 |
取り組みの概要
長崎市は全市立中36校・約6千人が部活に加入するという規模のもと、令和9年(2027年)9月までに休日部活動を地域クラブへ完全移行する計画を掲げています。令和7年(2025年)4月に「地域クラブ活動推進室」を新設し、全36校への戸別訪問・保護者を交えた個別協議・民間企業や長崎国際大学との連携による指導者確保を進めました。2025年12月時点で12校・15クラブが発足し、順次拡大中です。部員不足校向けの「合同部活動」や希望の部活がない生徒向けの「拠点校部活動」を経由し、最終的な地域クラブへの移行を段階的に進めています。
特徴的な取り組み
- 長崎国際大学との連携による学生指導者の派遣: 大学のカリキュラムで「地域移行」を学んだ学生約40名が指導者として中学校部活動に派遣され、指導者不足の解消と学生のキャリア形成を同時に実現しています。
- 部活動指導員の大幅増員: 部活動指導員を令和5年度の4名から31名へ大幅に増員し、地域クラブへの円滑な接続を支援しています。
- 「地域クラブ認定制度」の整備: 市が地域クラブを公式に認定する制度(長崎市地域クラブの認定)を令和6年3月に整備し、認定クラブに対して施設利用・情報提供等の支援を提供しています。
課題と解決策
| 課題 | 解決策 |
|---|---|
| 専門性の高い競技種目を中心とした指導者の確保 | 長崎国際大学学生指導者の派遣と部活動指導員の4名→31名への大幅増員で対応。 |
| 保護者の費用負担増加への懸念 | 「現在の部活動費から著しく増加しないようにする」方針を明示。困窮世帯への補助制度を別途検討中。 |
成果・効果
2025年12月時点で全市立中36校のうち12校・15クラブが発足しました。令和7年4月に設置された「地域クラブ活動推進室」を中心に一元的な推進体制が整備されており、令和9年9月の完全移行に向けた取り組みが着実に進んでいます。
出典
→ 原文: 長崎市「部活動の地域移行」