2026 改革実行期間
都道府県ガイドライン詳細 中部

岐阜県

📅 2026年度(令和8年3月策定・施行計画期間はR10年度末まで)
最終改訂 2026-03-01

令和8年3月、岐阜県教育委員会が「岐阜県部活動改革及び地域クラブ活動の推進等に関する総合的なガイドライン」を策定。令和7年11月時点で休日部活動1,509部のうち1,386部が地域展開済み(91.9%)と全国でも高い進捗を示し、指導者人材バンク1,155人・研修受講認定証2,245人の基盤を持つ。参加費は月額1,000〜3,000円程度を目安として提示。

主な変更点

! 最新改訂で更新された内容 現行版
+ 名称を「中学校部活動及び新たな地域クラブ活動の在り方等」から「部活動改革及び地域クラブ活動の推進等」へ変更
+ 用語を「地域移行」から「地域展開」へ変更
+ 「認定地域クラブ活動」の呼称と市町村による認定制度を新設(認定要件7項目・認定手続・認定取消しを明記)
+ 認定期間は最長3年間の範囲とするが、毎年度認定要件の確認を市町村が実施することを新設
+ 改革実行期間の前期に重点整備する内容を2点に明示(運営団体の基盤強化/認定制度導入に向けた環境整備)
+ 参加費の金額目安を新設(休日週1日・月4回程度で月額1,000〜3,000円程度)
+ 保険加入を認定要件に必ず位置付けること、生徒・指導者への保険加入の徹底を新設
+ 日本版DBSの活用を含めた不適切行為の防止徹底と「認定地域クラブ活動指導者」登録制度を認定要件に新設
+ 「地域クラブ活動要綱」に明記する内容例(目的・役員の選任解任・総会等の意思決定・入退会・予算決算)を新設
+ 複数の地域クラブ活動・学校部活動の掛け持ち参加を想定した通算週11時間程度の上限を新設
+ 認定地域クラブ活動から平日の大会等に参加する生徒も学校を出席扱いにできることを新設
+ 認定されていない地域クラブ活動にも認定要件に準じた活動を求める規定を新設
+ 経済的に困窮する家庭の生徒の参加費用支援、施設使用料の低廉化、送迎面の配慮を市町村の取組として明記

改訂履歴

2026-03 現行版 最新版
「岐阜県部活動改革及び地域クラブ活動の推進等に関する総合的なガイドライン」を策定
2026-02 在り方検討会
令和7年6月〜令和8年2月に「岐阜県中学校部活動及び地域クラブの在り方検討会」を開催し方向性を検討
2025-12 国GL改定
文部科学省が総合的なガイドラインを策定し、令和8〜13年度を改革実行期間に設定
2023-03 旧ガイドライン
国GL(令和4年12月)を受け「岐阜県中学校部活動及び新たな地域クラブ活動の在り方等に関するガイドライン」を策定

文科省ガイドライン(R7.12)との対応状況

確認項目 対応 補足・詳細
ガイドライン策定
都道府県独自のガイドラインを策定・公表済み
2026年度(令和8年3月策定・施行計画期間はR10年度末まで)
参加費の低廉化
参加費を低廉・無償に設定する方針を明記
目安として休日週1日・月4回程度で月額1,000〜3,000円程度を提示。困窮家庭の参加費用支援・施設使用料の低廉化・送迎面の配慮を市町村が実施
指導者登録・人材バンク
指導者登録制度または人材バンクの整備
あり(岐阜県地域クラブ指導者人材バンク・R7年度末1,155人/研修受講認定証2,245人)
認定制度への言及
市区町村による地域クラブ活動認定制度への言及
準備中(前期に認定制度導入へ向けた環境整備を実施)(有効期間: 最長3年(市町村が設定・毎年度要件を確認))
経過措置(R8年度末)
移行できない場合の経過措置を明示・活用
活用あり(前期は運営団体の基盤強化と認定制度導入の環境整備の2点に重点)
明確に対応・記載あり
部分的・策定中・準備中
× 記載なし・未対応・不明

独自の特色・注目ポイント

①「岐阜県部活動改革及び地域クラブ活動の推進等に関する総合的なガイドライン」(令和8年3月策定)。
②令和7年11月時点で休日部活動1,509部のうち1,386部が地域展開済み(91.9%)。
③「岐阜県地域クラブ指導者人材バンク」に令和7年度末時点で1,155人が登録。
④岐阜県独自の「受講認定証」制度。研修全講義の受講者2,245人が取得(有効期限4年・更新制)。
⑤参加費の目安を明示(休日週1日・月4回程度で月額1,000〜3,000円程度)。
⑥認定要件7項目を設定し、保険加入を認定要件に必ず位置付けるよう明記。
⑦活動時間は平日2時間程度・休日3時間程度、週11時間程度の範囲内。週2日以上の休養日。
⑧第3日曜日の「家庭の日」を原則として休養日とする。
⑨複数クラブの掛け持ちを想定し、活動全体を通算した週11時間程度の上限を設定。
⑩気象庁の高温注意情報が出た地域・時間帯の屋外活動は原則として行わない。
⑪認定地域クラブ活動から平日の大会等に参加する生徒も学校を出席扱いにできると明記。

調査メモ・補足情報

【調査日・情報源】
調査日:2026年7月30日。主な情報源:岐阜県「岐阜県部活動改革及び地域クラブ活動の推進等に関する総合的なガイドライン」策定発表ページ(令和8年3月)同ガイドライン本体PDF文部科学省「部活動改革及び地域クラブ活動の推進等に関する総合的なガイドライン」(令和7年12月)

【岐阜県のこれまでの進捗】

令和5年3月:国ガイドライン策定を受け「岐阜県中学校部活動及び新たな地域クラブ活動の在り方等に関するガイドライン」を策定。
国の実証事業の活用市町村数:令和5年度24市町村 → 令和6年度30市町村 → 令和7年度30市町村。
推進会議:令和5年度から3年間、県内各市町村担当課を対象に「岐阜県地域クラブ活動推進会議」を年4回開催。
令和7年11月時点の実施率:休日部活動を実施する1,509部のうち1,386部が地域展開済み(91.9%)
指導者基盤:令和4年度から県内6地区で実施する「地域クラブ指導者育成研修会」の受講者は令和7年度末時点で2,245人、県独自の受講認定証取得者も2,245人。令和6年度構築の人材バンクへの登録者は1,155人。
令和7年6月〜令和8年2月:「岐阜県中学校部活動及び地域クラブの在り方検討会」を開催し、改革推進期間の検証と令和8年度以降の方向性を検討。
残る課題(県が明記):持続可能性・安全安心の確保の観点から、運営団体の業務を円滑に遂行するための「事務局の設置」と、市町村による「地域クラブ活動への認定制度導入」が求められている。

【文部科学省R7.12ガイドラインとの対応状況】
国が令和7年12月に総合的なガイドラインを策定し令和8〜13年度を改革実行期間(前期R8〜R10/後期R11〜R13)としたことを受け、岐阜県は令和8年3月に県ガイドラインを全面改訂しました。県ガイドラインの施行計画期間は令和10年度末までの3年間とし、各市町村及び中学校における進行管理を行うとともに、国の方針や施策及び県の実情を踏まえて見直すとしています。前期に重点的に整備する内容は、①認定地域クラブ活動を管理運営するための運営団体の基盤強化の推進、②認定地域クラブ制度の導入に向けた環境整備、の2点に絞り込まれています。平日については、改革推進期間中に県内各市町村立中学校の平日の部活動実施状況が変化していることを踏まえ、生徒の活動機会確保のために休日と平日を一体的に捉え、地域の進捗状況に応じた取組を推進するとしています。

【認定制度の設計】
認定要件は7項目です。①学校部活動が担ってきた教育的意義を継承・発展させ、生徒が身近な地域で希望する活動に主体的に参加できるようにすることで豊かで幅広い活動機会の保障に寄与すること(選抜等を行わない、障がいのある生徒や運動・文化芸術活動が苦手な生徒等を含めた参加環境の整備を含む)、②適切な活動時間や休養日の設定、③活動の維持・運営に必要な範囲で可能な限り低廉な参加費等の設定、④適切な指導の実施体制の確保(日本版DBSの活用を含めた不適切行為の防止徹底、「認定地域クラブ活動指導者」登録制度により登録された指導者による指導等)、⑤適切な安全確保の体制、⑥適切な運営体制、⑦学校等との連携。市町村は認定要件に保険加入を必ず位置付けることとされ、認定要件に沿って市町村が自ら運営する地域クラブ活動は認定したものとみなされます。認定期間は最長3年間の範囲としつつ、毎年度認定要件についての確認を市町村が実施する点が特徴です。

【独自施策の補足】
・参加費の目安:休日に週1日・月4回程度の活動を実施する場合、月額1,000円〜3,000円程度を参加費のイメージとし、地域の実情や実施回数・実施体制・競技種目等の特性を踏まえ、月額数百円程度や月額4,000円程度とすることも含め多様な設定があり得ると注記しています(令和7年12月26日付けスポーツ庁通知からの抜粋)。
・人材バンクの運用:登録情報は一般公開せず県内部サーバーで管理し、地域クラブ→市町村→教育事務所→検索→情報提供→指導者の許諾確認という6ステップでマッチングします。競技資格や指導歴がなくても研修修了・認定証取得者であれば登録可能で、依頼を必ず引き受ける義務はありません。
・研修会の構成:講義1「部活動の新ガイドラインに則った指導に関する研修」(30分)、講義2「地域スポーツにおけるコンプライアンスと指導者の責任」(60分)、講義3「プレーヤーズセンタードなコーチング」(110分)。受講料無料。令和8年度から教員免許保持者の講義1受講免除制度を廃止し全員が全講義を受講、あわせて更新研修を開始しています。
・活動時間:第3日曜日の「家庭の日」を原則として休養日とするほか、複数クラブの掛け持ちを想定して活動全体を通算した週11時間程度の上限を設けています。
・大会:参加資格を学校単位に限定せず地域クラブ活動や複数校合同チーム等の参加を更に促進し、認定制度導入に合わせた大会参加規程の見直しを想定。行政・関係団体等による協議の場の設定も検討するとしています。

【未確認事項・留意点】
参加費の金額目安は県独自に設定したものではなく、スポーツ庁通知からの抜粋として脚注に記載されているものです。
認定制度の詳細(認定要件・認定手続等)は国ガイドラインの別冊資料に準ずるとされ、県ガイドラインには要旨のみが掲載されています。
中山間地域・離島等の特殊事情による例外扱い、および認定制度の経過措置についてはガイドライン内に記載がありません。
施行計画期間は令和10年度末までの3年間で、国の方針や施策及び県の実情を踏まえて見直しを行うとされています。

公式ガイドライン

岐阜県の事例(21件中3件)

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