トップ 事例を探す 新潟県 【事例】新潟県小千谷市の部活動地域展開 ─ R7.8休日完全移行×平日休日「別種目」選択可×年額固定14,000円の明朗会計×認定7団体6種目
全種目 👥 1~5万人 🏫 小規模校(〜150人) 📍 新潟県

【事例】新潟県小千谷市の部活動地域展開 ─ R7.8休日完全移行×平日休日「別種目」選択可×年額固定14,000円の明朗会計×認定7団体6種目

公開:2026.05.22 更新:2026.05.22
この記事でわかること

・R7.8から休日部活動を完全地域移行した小千谷市の早期実装モデル
・「平日と休日で別種目を選択可能」な任意選択型設計の柔軟性
・前期6,000円+後期8,000円の年額固定方式が実現する明朗会計

自治体名 新潟県小千谷市
人口規模 約3.4万人(2024年時点)
中学校数 市立中学校4校
運営形態 市が認定する民間クラブ団体(7団体)。市文化スポーツ課が認定・公開、地域指導者中心(学校教職員の兼職兼業もあり)
対象競技 陸上競技(長距離)・軟式野球(2クラブ)・ソフトテニス・バスケットボール・サッカー・剣道(7団体6種目)
保護者負担額 地域移行の休日活動:前期(8〜11月)6,000円/人+後期(12〜3月)8,000円/人=月額換算約2,000円/スポーツ保険年800円(独自地域展開クラブはクラブごと別途設定)

取り組みの概要

小千谷市(人口約3.4万人)は、令和7年8月から市内4中学校の休日部活動を地域に移行することを正式決定しました。最大の特徴は、平日学校部活動と休日地域クラブを明確に分離し、休日のみ参加・休日不参加の選択も可能とした柔軟な「任意選択型」設計です。料金体系も極めて明朗で、前期(8〜11月)6,000円+後期(12〜3月)8,000円の合計14,000円+初回スポーツ保険800円という年額固定方式を採用。さらに市は「地域展開クラブ」として7団体6種目を認定し、より専門的な指導を求める生徒向けの選択肢を整備しています。

特徴的な取り組み

  • R7.8からの休日部活動完全地域移行: 令和7年8月から市内4中学校の休日部活動を地域に移行。改革推進期間(R5〜R7)の最終年に休日全面移行を完了する全国でも早期の事例。
  • 「任意選択型」設計(休日のみ参加可・不参加可): 平日学校部活動に所属していなくても休日地域クラブに参加可能。逆に休日不参加も認める柔軟な仕組みで、生徒の選択肢を最大化。
  • 平日と休日で「別種目」選択可能: 「平日の学校部活動と休日の地域活動で異なる種目を選ぶこと」も可能とし、複数種目体験のニーズに対応した革新的設計。
  • 前期6,000円+後期8,000円の年額固定方式: 月額制ではなく8ヶ月(8〜3月)を前期・後期に分けて固定額を徴収。家計の予測可能性が高く、月変動を避けた家計フレンドリーな会計設計。
  • 「認定地域展開クラブ」7団体6種目体制: 陸上競技(長距離)・軟式野球(2クラブ)・ソフトテニス・バスケットボール・サッカー・剣道の6種目で計7団体を市が認定。専門指導を求める生徒の受け皿として独立運営。
  • 地域指導者中心+兼職兼業教員の併用: 指導者は地域住民が中心。学校教職員も兼職兼業で休日地域指導に従事可能とし、移行期の指導者確保を担保。

課題と解決策

課題 解決策
少子化による中学校4校の部活動維持困難 市域全体の「地域展開クラブ」7団体6種目体制で、複数校横断のクラブを認定
休日地域移行への保護者・生徒の不安 「任意選択型」(休日のみ参加可・不参加可・平日と休日で別種目可)で参加ハードルを下げる
料金変動の家計負担 前期6,000円+後期8,000円の年額固定方式で予測可能性を担保
地域指導者の確保 地域住民中心+学校教職員の兼職兼業を併用し、移行期の指導者を担保
専門指導を求める生徒のニーズ 「認定地域展開クラブ」7団体を別建てで整備し、より専門的指導を受けられる選択肢を確保

成果・効果

小千谷市は、改革推進期間の最終年である令和7年8月から休日部活動の完全地域移行を実行し、全国の中でも早期に休日全面移行を達成した自治体です。「任意選択型」(休日のみ参加・不参加・別種目選択可)という柔軟性の高い設計は、生徒の多様なニーズに対応した先進事例として注目されます。前期6,000円+後期8,000円という年額固定の明朗会計は、月額変動制と比較して家計の予測可能性が高く、保護者からの参加判断を後押しする効果が期待されます。認定地域展開クラブ7団体6種目の専門指導コースとの組み合わせで、レクリエーション志向から競技志向まで幅広いニーズに応える設計が実現しました。

出典

→ 原文: 8月から市内中学校の休日の部活動を地域に移行します(小千谷市公式)

→ 参考: 地域展開クラブを紹介します(小千谷市公式)

監修・執筆:部活動地域展開ナビ
部活動の地域移行・総合型地域スポーツクラブの設立支援を専門とするメディア。全国の自治体・スポーツ協会・学校関係者を対象に、制度設計から運営実務まで実践的な情報を発信。文部科学省・スポーツ庁の公式資料および自治体の一次情報をもとに記事を作成しています。

💡 部活動地域展開ナビの視点:ここがポイント

小千谷市モデルの突出点は「平日と休日で別種目を選択可能」という柔軟性です。多くの自治体が学校部活動の延長として地域移行を設計する中、小千谷市は休日地域クラブを学校部活動と独立した選択肢として位置付け、生徒が複数種目を経験できる仕組みを実現しました。前期・後期2回払いの年額固定方式も、月変動制と比べて家計の予測可能性が高く、参加判断を後押しする好設計。R7.8からの全面移行は改革推進期間の最終年での早期実装で、新潟県内のベンチマーク事例として注目されます。

📋 他地域が導入する際の想定ハードルと解決策

「平日と休日で別種目」設計の最大のハードルは、生徒の管理負担と大会出場資格の整理です。小千谷市は「認定地域展開クラブ」を別建てとし、より専門的指導コースとの差別化を図ることでこの問題を緩和しています。他地域導入時は、年額固定方式(前期6,000円+後期8,000円)が運営側の収入予測を立てやすい一方、中途参加や転出時の返金ルールを事前に整備する必要があります。地域指導者中心+兼職兼業教員の併用は移行期の現実解で、教員兼職兼業の手続き簡素化が成功の鍵となります。

📊 ガバナンスと持続可能性の評価

市文化スポーツ課が認定主体となる仕組みは、団体の質を担保しつつ運営の透明性を確保する設計として高く評価できます。年額固定方式は団体側の収入見通しを安定させ、指導者謝金や運営費の計画が立てやすくなる持続可能性メリットがあります。一方、4中学校・7団体6種目体制は人口3.4万人規模としては手厚い受け皿ですが、団体規模が小さい場合の運営持続性が今後の課題。認定団体の年次審査や指導者研修の継続的提供が必要となります。

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