【事例】岐阜県大野町の部活動地域展開 ─ 町内・郡内・町外3層受け皿×音楽協会連携によるウインドオーケストラ統合モデル
この記事でわかること
・町内・郡内・町外の3層受け皿モデルで全種目をカバーする手法
・吹奏楽部・管弦楽部を音楽協会加盟団体に統合する文化部モデル
・運動系R6.8→文化系R7.4の段階的ローンチで現場混乱を防ぐ設計
| 自治体名 | 岐阜県揖斐郡大野町 |
|---|---|
| 人口規模 | 約2.2万人(2024年時点) |
| 中学校数 | 1校(大野中学校) |
| 運営形態 | 総合型地域スポーツクラブ「おおのスポーツクラブ」受託+揖斐郡広域連携+音楽協会連携 |
| 対象競技 | 運動系(剣道・柔道は揖斐郡合同/サッカー・ソフトボール・陸上は町外クラブ)+文化系(吹奏楽・管弦楽) |
| 保護者負担額 | 非公開(活動別に設定) |
取り組みの概要
岐阜県大野町は、令和6年8月から運動系部活動、令和7年4月から文化系部活動を対象に休日部活動の地域展開を開始しました。「大野町中学校部活動地域移行ガイドライン」(令和7年3月策定)に基づき、町内・郡内・町外の3層構造で受け皿を整備し、町単独で活動が困難な種目は揖斐郡広域連携や町外クラブとの連携で対応しています。文化部については「大野ジュニアウインドオーケストラ」として吹奏楽部・管弦楽部を統合し、大野町音楽協会の加盟団体として活動する独自モデルを構築しました。
特徴的な取り組み
- 3層受け皿モデル: ①町内で活動可能な種目は新設「おおのジュニアクラブ」(おおのスポーツクラブ受託)、②町単独困難な剣道・柔道は揖斐郡合同クラブ、③サッカー・ソフトボール・陸上は町外既存クラブと既存組織を最大限活用。
- 文化部の協会連携モデル: 吹奏楽部・管弦楽部を「大野ジュニアウインドオーケストラ」として統合し、大野町音楽協会の加盟団体に位置付け。毎週土曜午前9時〜12時、大野町総合町民センターで活動。文化部の地域移行で「協会連携」を全面採用した先進事例です。
- 段階的ローンチ: 運動系R6.8 → 文化系R7.4と種目特性に応じて開始時期をずらし、運営側・保護者側の混乱を防いでいます。
- 申込フォーム+随時受付方式: 申込フォームまたは入会申込書で随時受付し、保険手続き後に活動開始。年度途中の入会も柔軟に対応する設計です。
課題と解決策
| 課題 | 解決策 |
|---|---|
| 中学校1校・人口2.2万人規模での種目数確保 | 町内・郡内・町外の3層構造で活動の場を多層化し、廃部相当の種目も外部クラブで受け皿確保 |
| 文化部地域移行の受け皿不足 | 大野町音楽協会との連携で吹奏楽・管弦楽を「ウインドオーケストラ」として統合運営 |
| 少人数競技の存続 | 剣道・柔道を揖斐郡合同クラブ化し、揖斐町・池田町と連携した広域受け皿を構築 |
成果・効果
令和7年3月のガイドライン策定により、おおのジュニアクラブの規約、指導者内規、保険手続き、入会フローなどが明文化されました。文化部の地域移行を「音楽協会の加盟団体化」という形で実現したケースは岐阜県内でも先進的で、運動系・文化系の両方を1ヶ年以内に展開した点が他の小規模町への参考となります。
出典
→ 原文: 大野町 大野町休日部活動の地域展開について
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