トップ 事例を探す 岡山県 【事例】岡山県岡山市の部活動地域展開 ─ 認定地域クラブ制度と大学生指導者活用モデル
野球 30万人以上 岡山県

【事例】岡山県岡山市の部活動地域展開 ─ 認定地域クラブ制度と大学生指導者活用モデル

📅 公開:2026.04.04 🔄 更新:2026.04.04

自治体名 岡山県岡山市
人口規模 約71.5万人(2024年時点)
中学校数 37校(市立中学校、令和6年度)
運営形態 認定地域クラブ制度(地域スポーツクラブ・NPO等に市が認定を付与する複合型)
対象競技 野球、吹奏楽(令和5年度モデル事業実施済み)。スポーツ・文化芸術活動の双方を対象。
保護者負担額 モデル事業期間(令和5〜6年度)は全額公費負担。令和11年度の完全移行後は「可能な限り低廉な参加費」を方針として提示。具体的な月額は調査時点で未公表。

取り組みの概要

岡山市は令和4年(2022年)12月のスポーツ庁国ガイドライン公表を受け、令和5年(2023年)3月に「岡山市立中学校部活動地域移行推進方針」を策定しました。まず休日の部活動から段階的な移行を開始し、令和5年度からモデル校2校(岡北中・富山中)で野球と吹奏楽の実証事業を実施しました。令和11年度(2029年度)の完全移行を目標に、地域クラブ認定制度の整備を進めています。令和8年3月に推進方針を改訂し、体制整備を継続中です。

特徴的な取り組み

  • 認定地域クラブ制度の構築: 活動時間(平日2時間・休日3時間・週11時間程度)や指導者要件を満たすクラブを市が認定し、活動の質を担保する仕組みを整備しています。
  • 指導者登録制度と研修の義務化: 応急手当・個人情報取り扱い研修を必須とし、指導者の安全管理能力と身元確認を義務づけることで、安心・安全な活動環境を確保しています。
  • スポーツ・文化の2種類のモデル同時実施: 地域スポーツクラブ(岡北ベースボールクラブ)と文化芸術団体(富山ヤングハートフル)の両面でモデルを設計し、競技種別の課題を並行して検証しました。

課題と解決策

課題 解決策
指導者の質と量の確保 指導者登録制度を整備し、研修・身元確認を義務づけ。学校との連絡調整体制を構築した。
移行後の費用負担の在り方 モデル事業期間は公費負担とし、将来の保護者負担の水準・支援策をアンケートで継続検証中。

成果・効果

令和5年12月に教職員・生徒・保護者・小学6年生を対象としたアンケートを実施し、地域移行への意識把握と課題抽出を行いました。モデル事業では月2回程度の休日活動から移行を開始し、指導者謝金(時間1,600円)と研修体制の整備が進んでいます。令和8年3月に推進方針を改訂し、令和11年度の完全移行に向けた取り組みが継続中です。

出典

→ 原文: 岡山市「岡山市立中学校部活動地域移行」

→ 参考: 岡山市「令和5年度部活動地域移行アンケート結果」