【事例】千葉県袖ケ浦市の部活動地域展開 ─ スポーツ協会直営・種目別コーディネーター配置
この記事でわかること
・スポーツ協会直営で新法人設立不要・既存の指導者ネットワークを即活用
・種目別コーディネーター配置により指導者調整と連絡調整の負荷を分散
・参加費・保険料完全無料で全家庭の経済的参加障壁をゼロに設定した実証
| 自治体名 | 千葉県袖ケ浦市 |
|---|---|
| 人口規模 | 約6.6万人(令和5年度時点) |
| 中学校数 | 5校 |
| 運営形態 | スポーツ協会直営(袖ケ浦市スポーツ協会・ジュニア育成部) |
| 対象競技 | 陸上、野球、剣道(3種目) |
| 保護者負担額 | 参加費・保険料ともに無料 |
取り組みの概要
千葉県袖ケ浦市では、袖ケ浦市スポーツ協会のジュニア育成部が運営主体となり、休日の部活動地域移行を推進しています。令和4年度は6種目で試行実施し、令和5年度は陸上・野球・剣道の3種目に絞って本格実施しました。指導者謝金は1,000円/時間で、参加費・保険料ともに無料とすることで、経済的な参加障壁をゼロにしています。令和5年度の実証事業には市内5校の生徒1,671人が在籍しており、スポーツ協会の既存ネットワークを活かした指導者確保が行われています。
特徴的な取り組み
- 種目別コーディネーター配置:陸上・野球・剣道それぞれにコーディネーターを置き、指導者確保・スケジュール管理・学校との連絡調整を種目単位で担う体制を整備。
- 参加費・保険料の完全無料化:令和5年度の実証事業では参加費・保険料ともに無料とし、全家庭が参加しやすい環境を実現。
- 段階的な種目絞り込み:令和4年度に6種目でノウハウを蓄積したうえで、令和5年度は3種目に集中して質の高い指導体制を構築。
課題と解決策
| 課題 | 解決策 |
|---|---|
| 種目ごとに指導者確保・調整が複雑になる | 種目別にコーディネーターを配置し、担当領域を明確化することで管理負荷を分散 |
| 参加費無料での財源確保 | 袖ケ浦市スポーツ協会が市の補助を活用し、実証期間中は受益者負担ゼロを維持 |
成果・効果
令和5年度の実証事業では、市内中学生が陸上・野球・剣道の3種目で地域クラブ活動に参加。参加費・保険料ともに無料という条件が保護者の安心感につながり、スポーツ協会の既存組織を活かした運営体制が円滑に機能しています。指導者謝金1,000円/時間という水準は、地域の公認スポーツ指導者を安定的に確保するうえでの実証値として機能しています。
出典
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