2026 改革実行期間
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鳥取県

📅 2026年度(令和8年3月改訂・確定版/計画期間はR8〜R10年度)
最終改訂 2026-03-01

令和8年3月、鳥取県教育委員会が「鳥取県公立中学校等における部活動の地域展開・地域連携に向けた推進計画(令和8年度〜令和10年度)」確定版を策定。地域展開型・地域連携型・拠点校(合同部活動)型の3類型を定義し、令和10年度末までに各市町で3つ以上の取組実施を数値目標に設定した。市町村が認定した地域展開型クラブは11クラブが設立済み。

主な変更点

! 最新改訂で更新された内容 現行版
+ 計画名を「地域連携・地域移行に向けた推進計画」から「地域展開・地域連携に向けた推進計画」へ変更
+ 計画期間を令和8年度〜令和10年度の「改革実行期間(前期)」に設定(後期の計画は令和10年度に改めて提示)
+ 「地域展開型」「地域連携型」「拠点校(合同部活動)型」の3類型を定義し、地域展開型を基本と明記
+ 令和10年度末までに各市町で3類型のいずれかによる取組を三つ以上実施するという数値目標を新設
+ 令和8年度は休日に活動する全ての部活動について地域展開・地域連携の取組に着手すると明記
+ 市町村が認定する「地域クラブ」の要件をア〜オの5項目で明示(認定期間は市町村が設定)
+ 民間クラブが休日の活動先となることを希望する場合の市町村への申請・確認・認定の手続を新設
+ 活動時間・休養日の数値基準を新設(平日午後4時〜午後8時30分のうち2時間程度、休日は午後6時までの日中のうち3時間程度、早朝練習は実施しない)
+ 競技力強化のために広域から生徒を募集することは認めないことを明記
+ 教職員が地域クラブ等の指導に従事する際の共通事項を新設(勤務校の生徒のみを対象とした団体の代表者になることは不可)
+ 高校入試への対応を独立章として新設(活動状況の把握方法、調査書等への配慮した記載)
+ 部活動へ一律に全員加入としないことの検討、部活動の設置・廃止に係る規程等の整備の検討を新設

改訂履歴

2026-03 現行版 最新版
「部活動の地域展開・地域連携に向けた推進計画(R8〜R10年度)」確定版を策定
2025-12 国GL改定
文部科学省が総合的なガイドラインを策定し「地域移行」を「地域展開」に変更
2025-05 国の最終とりまとめ
「地域スポーツ・文化芸術創造と部活動改革に関する実行会議」が令和8年度以降の方向性を国へ提言
2023-08 旧推進計画
国GL(令和4年12月)の改革推進期間(R5〜R7)に対応し「部活動の地域連携・地域移行に向けた推進計画」を策定

文科省ガイドライン(R7.12)との対応状況

確認項目 対応 補足・詳細
ガイドライン策定
都道府県独自のガイドラインを策定・公表済み
2026年度(令和8年3月改訂・確定版/計画期間はR8〜R10年度)
参加費の低廉化
参加費を低廉・無償に設定する方針を明記
× 費用は原則として受益者負担。公的支援の在り方も困窮世帯支援も国の動向を確認しつつ県・市町村で検討・研究する段階
指導者登録・人材バンク
指導者登録制度または人材バンクの整備
あり(県が指導者人材バンクを充実・教職員や県内外の大学生等も登録対象)
認定制度への言及
市区町村による地域クラブ活動認定制度への言及
設置済み(市町村が5要件を確認して認定)(有効期間: 認定期間は市町村が設定(上限の記載なし))
経過措置(R8年度末)
移行できない場合の経過措置を明示・活用
活用あり(R10年度末までに各市町で3類型のいずれかを3つ以上実施)
明確に対応・記載あり
部分的・策定中・準備中
× 記載なし・未対応・不明

独自の特色・注目ポイント

①「鳥取県公立中学校等における部活動の地域展開・地域連携に向けた推進計画(R8〜R10年度)」確定版(令和8年3月)。
②市町村が認定した「地域展開型の地域クラブ」が令和8年3月時点で11クラブ設立。
③地域展開型・地域連携型・拠点校(合同部活動)型の3類型を定義し、地域展開型を基本とする。
④令和10年度末までに各市町で3類型のいずれかによる取組を「三つ以上」実施する数値目標。
⑤令和8年度は休日に活動する全ての部活動で地域展開・地域連携の取組に着手と明記。
⑥活動時間は平日2時間程度・休日3時間程度・最大週11時間程度。平日は午後4時〜午後8時30分のうち、休日は午後6時までの日中のうち。
⑦学校の始業前(早朝練習)は実施しないと明記。休養日は平日休日を区別せず週2日以上。
⑧競技力強化のために広域から生徒を募集することは認めない。
⑨勤務校の生徒のみを対象とした地域クラブ等の代表者に教職員がなることは不可と明記。
⑩教員の休日の部活動指導時間は時間外業務が1か月45時間以内・年間360時間以内の範囲内。
⑪高校入試への対応を独立章として設置。調査書等への記入は生徒に不利とならないよう配慮。

調査メモ・補足情報

【調査日・情報源】
調査日:2026年7月30日。主な情報源:鳥取県教育委員会「鳥取県公立中学校等における部活動の地域展開・地域連携に向けた推進計画」同推進計画(令和8年度〜令和10年度)確定版PDF同 概要版PDF文部科学省「部活動改革及び地域クラブ活動の推進等に関する総合的なガイドライン」(令和7年12月)

【鳥取県のこれまでの進捗】

令和5年8月:「鳥取県公立中学校等における部活動の地域連携・地域移行に向けた推進計画」を策定。
県による支援策:各圏域における意見交換会の開催、地域移行に係る推進体制整備事業、地域クラブ活動支援等の支援事業を実施。
令和8年3月時点の成果:市町村が認定した「地域展開型の地域クラブ」が11クラブ設立され、少しずつ地域展開による活動が県内でも実施されてきている。
現状の傾向:教育的意義を継承した形で活動を担える運営主体となる団体が大変少なく、多くの市町村が当面「地域連携型」「拠点校(合同部活動)型」で生徒の活動機会を確保する方向性を示しており、部活動指導員や外部指導者の配置が拡大。
残る課題(県が明記):活動先となる団体や人材の不足、安定した財源や移動手段等の確保など解決すべき課題が多く、取組を推進するための対応策の検討に苦慮している状況。
背景:少子化により生徒数が減少し、特に運動部では団体競技で単独チームを組めない学校が急増。

【文部科学省R7.12ガイドラインとの対応状況】
国が令和7年12月に総合的なガイドラインを策定したことを受け、鳥取県は令和8年3月に県推進計画を改訂し確定版を策定しました。令和8年度から令和10年度末までの3年間を「改革実行期間(前期)」と位置づけ、県・市町村及び関係団体が連携して地域展開・地域連携に取り組むとしています。特徴的なのは県として一律の完了期限を設けない方針で、準備が整った市町村・公立中学校等・種目等から、最終的な目標である「地域展開」をめざした取組を推進するとしています。ただし令和8年度は、これまでの改革推進期間での取組をもとに、休日に活動する全ての部活動について地域展開・地域連携の取組に着手することとしています。平日については、教員・部活動指導員・外部指導者の指導の下で学校の部活動として活動機会を確保することを基本としつつ、地域や学校の実情に応じて平日と休日を一体として取り組むことも検討するとしています。後期(令和11〜13年度)の計画は令和10年度に改めて示すとしています。

【認定制度の設計】
市町村が地域クラブを認定する仕組みで、要件はア〜オの5項目です。ア=競技性や成果のみに偏重せず休日の生徒の豊かで幅広い活動機会を確保することを目的として設立し、参加を希望する生徒を選抜等せず広く受け入れていること(平日も活動機会を確保できることが望ましいが必須条件とはしない)、イ=国ガイドライン及び公立中学校等の部活動方針又は「子どものスポーツ活動ガイドライン」(平成26年3月県教育委員会策定)を遵守した活動、ウ=部活動が学校教育の中で担ってきた教育的意義や目的を継承・発展させた活動を通じた生徒の人間形成への寄与、エ=適切な運営体制と生徒の安全確保体制、オ=学校等との適切な連携。民間クラブが公立中学校等の休日の活動先となることを希望する場合は市町村へ申請し、市町村及び公立中学校等が要件を確認したうえで協議し認定します。認定後は該当の部活動について休日の活動を行わないこととされ、認定期間や活動報告の時期・回数は市町村が設定します。

【独自施策の補足】
・活動時間の時刻指定:平日は午後4時から午後8時30分までのうち2時間程度、休日は午後6時までの日中のうち3時間程度を基本とし、学校の始業前(早朝練習)は実施しないと明記しています。長期休業中は市町村と地域クラブで協議のうえ別途調整します。
・広域募集の禁止:競技力強化のために広域から生徒を募集することは認めないとしています(地域クラブの単位自体は特に限定しない)。
・教職員の関与ルール:有償・無償に関わらず、勤務校の生徒のみを対象とした地域クラブ等の代表者になることは部活動との切り分けが困難であることから不可とし、勤務校以外の生徒や小学生・高校生等が対象または複数校種が混在する場合は可としています。指導者となるのは運営主体から依頼を受けた場合のみです。
・大会出場所属の選択:公立中学校等と地域クラブ等のどちらで出場するかは生徒が判断し、年度途中での変更は各学校体育・文化団体や大会主催者が定める規程に則って行います。
・保険:地域クラブ等の活動は学校教育活動ではないため日本スポーツ振興センターの災害給付制度の対象外であることから、自宅と活動場所の往復時を含めた別途の保険加入を推奨しています(費用は原則加入者負担)。
・部活動の全員加入見直し:部活動へ一律に全員加入としないことの検討、および部活動の設置や廃止(休止を含む)に係る規程等の整備の検討を明記しています。

【未確認事項・留意点】
認定の有効期間の上限や経過措置については計画内に記載がなく、「認定期間については、市町村が設定する」とのみ記載されています。
参加費の県独自の金額目安は記載がありません。費用は原則受益者負担で、公的支援の在り方も困窮世帯支援もいずれも「国の動向を確認するとともに県及び市町村で検討・研究する」段階にとどまります。
指導者人材バンクの登録者数、県内の部活動地域展開の実施率(%)は計画内に記載がありません(数値として明示されているのは「地域展開型の地域クラブ11クラブ・令和8年3月時点」のみ)。
令和11〜13年度の改革実行期間(後期)の計画は令和10年度に改めて示すとされており、本計画は前期3年分のみを対象としています。

公式ガイドライン

鳥取県の事例(3件中3件)

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