【事例】千葉県の部活動地域展開 ─ 県設置の指導者人材バンク「ちばクラサポ」に1,383名登録・80名以上が地域クラブに派遣
この記事でわかること
・県主体の広域指導者人材バンク「ちばクラサポ」に令和7年7月時点で1,383名が登録
・プレコーディネーター1名+エリアコーディネーター5名の専任体制でマッチングを継続運営
・令和6年6月導入のe-ラーニング研修で基礎知識習得を義務化し指導の質を標準化
| 自治体名 | 千葉県 |
|---|---|
| 人口規模 | 約627万人(2020年国勢調査) |
| 中学校数 | 388校 |
| 運営形態 | 地域クラブ活動(市町村委託・総合型地域スポーツクラブ等)+県設置の広域指導者バンク |
| 対象競技 | 全種目 |
| 保護者負担額 | 市町村・運営主体により異なる |
取り組みの概要
千葉県は部活動地域移行における最大の課題である「指導者不足」を解決するため、県が主体となって広域の指導者人材バンク「ちばクラサポ」を設置しました。プレコーディネーター1名と5名のエリアコーディネーターが指導者の登録・マッチングを担当。令和7年7月時点で1,383名の指導者が登録し、そのうち80名以上が実際に地域クラブへ派遣されています。さらに令和6年6月にはe-ラーニング研修を導入し、指導者の質の確保にも取り組んでいます。
特徴的な取り組み
- 県設置の広域指導者人材バンク「ちばクラサポ」: 個々の市町村ではなく、千葉県が主体となって広域の指導者データベースを構築・運営。指導者を求める地域クラブと、指導したい人材を県レベルでマッチングすることで、人材確保の効率を大幅に高めています。
- プレコーディネーター+エリアコーディネーター体制: 全体統括を担うプレコーディネーター1名と、県内を分担する5名のエリアコーディネーターが、指導者の掘り起こし・登録サポート・マッチング調整を専任で担当。人材バンクの運用を継続的に支える体制が整っています。
- e-ラーニング研修の導入(令和6年6月): 登録指導者を対象としたオンライン研修を開始。子どもの安全・スポーツ指導の原則・コンプライアンス等の基礎知識を習得できる仕組みを整え、指導の質の標準化に取り組んでいます。
課題と解決策
| 課題 | 解決策 |
|---|---|
| 市町村単位では指導者が集まりにくい競技・地域がある | 県が広域の人材バンクを一元管理することで、市町村の壁を越えた広域マッチングを実現。1,383名という大規模な指導者プールを確保 |
| 指導者の資質・スキルにばらつきがある | e-ラーニング研修(令和6年6月開始)で基礎知識の習得を義務化し、指導の質の最低ラインを担保 |
| マッチング業務を行政職員だけで対応できない | コーディネーターを専任配置(プレコーディネーター1名+エリアコーディネーター5名)し、専門人材が掘り起こし・登録・調整を一貫して担当 |
成果・効果
令和7年7月時点で「ちばクラサポ」への指導者登録数は1,383名に達し、そのうち80名以上が実際に地域クラブへ派遣されています。e-ラーニング研修は令和6年6月に導入され、指導者の資質向上に向けた取り組みも本格化しています。人材バンクの大規模化により、県内各地の地域クラブが指導者を確保しやすい環境が整ってきています。
出典
→ 原文: 文部科学省「学校部活動及び新たな地域クラブ活動の在り方等に関する総合的なガイドライン」関連事例集(令和6年度)
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