【事例】滋賀県長浜市の部活動地域展開 ─ 湖北市民会議主導・15講座の体験型クラブで学校の枠を超えた活動機会を実現
この記事でわかること
・一般社団法人湖北市民会議が市民協働事業として地域展開の中核を担う
・スポーツ・文化・芸術15講座から複数を自由選択できる体験型設計
・令和6年度に吹奏楽委託モデルを先行実施し文化部の地域展開を実証
| 自治体名 | 滋賀県長浜市 |
|---|---|
| 人口規模 | 約11.9万人(2020年国勢調査) |
| 中学校数 | 不明(市内全中学校・義務教育学校が対象) |
| 運営形態 | 一般社団法人湖北市民会議(KOHOKU未来のブカツプロジェクト)、文化部は民間業者への委託(吹奏楽でモデル実施) |
| 対象競技 | スポーツ・文化・芸術にわたる15の体験講座(各自が複数選択可) |
| 保護者負担額 | 調査時点で未確認(各講座・クラブにより異なる) |
取り組みの概要
滋賀県長浜市は、少子化による生徒数減少と教員の負担軽減を課題として、中学校・義務教育学校の部活動を地域の文化・スポーツ団体が行う活動へ展開する取り組みを進めています。令和7年度は市民協働事業として、一般社団法人湖北市民会議が「KOHOKU未来のブカツプロジェクト」を実施。学校の部活動にはないスポーツや文化・芸術にわたる15の体験講座を提供し、生徒が学校の枠を超えて複数の活動を自由に選択できる環境を整備しています。文化部活動では令和6年度に民間業者委託による吹奏楽のモデル事業を先行実施しており、多様な分野での地域展開を推進しています。
特徴的な取り組み
- 市民協働による15講座の体験型クラブ: 一般社団法人湖北市民会議が「KOHOKU未来のブカツプロジェクト」として、学校の部活動にはないスポーツ・文化・芸術15の体験講座を運営。生徒は自分が参加したい活動を自由に、複数でも選択できます。
- 吹奏楽のモデル委託事業(文化部): 令和6年度に文化部活動の地域移行として、民間業者に吹奏楽クラブの運営を委託するモデル事業を先行実施。中学生・高校生を対象に文化芸術活動の継続機会を創出しました。
- 学校区の枠を超えた参加設計: 「KOHOKU未来のブカツプロジェクト」は居住地域や通学校の枠を超えて参加できる設計となっており、少子化で1校では集まりにくくなった部活動の課題を地域全体で解消する仕組みを構築しています。
- スポーツ庁「スポーツ健康まちづくり優秀自治体」受賞: 2024年にスポーツ庁の「スポーツ健康まちづくり優秀自治体」に選定されました(滋賀県内初)。地域のスポーツ・健康まちづくり全体の取り組みが評価されました。
課題と解決策
| 課題 | 解決策 |
|---|---|
| 少子化による1校単位での部活動存続の困難 | 学校の枠を超えて参加できる「KOHOKU未来のブカツプロジェクト」15講座を整備し、地域全体でスポーツ・文化環境を提供 |
| 文化部活動(吹奏楽等)の地域クラブへの移行 | 令和6年度に民間業者委託の吹奏楽モデル事業を先行実施し、文化部活動の地域展開モデルを実証 |
| 学校ではできない多様な体験活動機会の創出 | 15種類の体験講座を設け、生徒が複数講座を自由に選択できる柔軟な仕組みを導入 |
成果・効果
一般社団法人湖北市民会議が「KOHOKU未来のブカツプロジェクト」として15の体験講座を運営し、学校の枠を超えた生徒の活動機会創出が実現しています。文化部活動では吹奏楽のモデル委託事業が先行実施され、中学生・高校生を対象とした文化芸術活動の継続環境が整備されました。長浜市全体でのスポーツ・健康まちづくりへの取り組みが評価され、2024年にスポーツ庁から「スポーツ健康まちづくり優秀自治体」として滋賀県初の選定を受けました。
出典
→ 原文: 長浜市公式ホームページ「部活動の地域展開」
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