【事例】奈良県橿原市の部活動地域展開 ─ 月1,000円・6校区の「かしクラ」と指導者人材バンク
この記事でわかること
・月額1,000円という全国最低水準の費用設定で、家庭の経済状況を問わず参加できる環境を整えた。
・市内6校区に対応したクラブ配置により、生徒の通いやすさと保護者の送迎負担軽減を両立している。
・「指導者人材バンク」で退職体育教員や地域経験者を一元管理し、各クラブへの指導者配分を効率化している。
| 自治体名 | 奈良県橿原市 |
|---|---|
| 人口規模 | 約12万人(令和5年時点) |
| 中学校数 | 6校 |
| 運営形態 | 地域スポーツクラブ(市委託) |
| 対象競技 | 複数種目 |
| 保護者負担額 | 月額1,000円 |
取り組みの概要
橿原市は令和5年度から、市内中学校の休日部活動を地域クラブに移行する取り組みとして「かしクラ」(橿原市地域クラブ)を設立しました。月額1,000円という全国でも最低水準の費用設定が特徴で、経済的な負担を最小限に抑えながら多くの生徒が参加できる仕組みを構築しています。市内6校の中学校区に合わせてクラブを配置し、生徒が身近な地域で活動できる環境を整えているほか、「指導者人材バンク」を設けて専門指導者の確保と継続的な育成を進めています。
特徴的な取り組み
- 月額1,000円の低廉設定:全国でも最低水準の費用設定により、家庭の経済状況に関わらず参加できる環境を実現しました。
- 6校区配置モデル:市内各中学校区に対応する形でクラブを配置し、生徒が通いやすい距離で活動できる仕組みを構築しています。
- 指導者人材バンク:独自の「指導者人材バンク」を整備し、専門指導者の発掘・登録・マッチングを組織的に進めています。
課題と解決策
| 課題 | 解決策 |
|---|---|
| 専門指導者の確保 | 「指導者人材バンク」を独自に設置し、地域の人材を発掘・登録・マッチングする仕組みを構築 |
| 費用負担の問題 | 月額1,000円という最低水準の設定で経済的障壁を解消。補助制度も検討中 |
| 多様な種目の提供 | 6校区にまたがるクラブ連携により、複数種目を選択できる環境を整備 |
成果・効果
令和5年度から段階的に移行を進め、市内の中学生が身近な地域クラブで継続的に活動できる体制が整いつつあります。月額1,000円という設定は保護者からも評価されており、参加を後押しする要因となっています。指導者人材バンクの運用により、退職した体育教員や地域のスポーツ経験者など多様な人材が指導にあたっています。
出典
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