概要
令和8年度(2026年度)の全国中学校体育大会バドミントン競技は、(公財)日本中学校体育連盟が発出した『令和8年度全国中学校体育大会 地域クラブ活動の参加資格の特例 各競技細則等』および、文部科学省『部活動改革及び新たな地域クラブ活動の在り方等に関する総合的なガイドライン』(令和7年12月)を根拠に運用されます。
バドミントンでは、R8年度から日本スポーツ協会公認スポーツ指導者(バドミントン)資格所持者の最低1名所属が必須化されました。R7細則の時点で「令和8年度からは必ず資格所持者が最低1名は所属していること」と予告されていた要件が、R8で実際に発効しています。
この記事では、日本中体連のR8国版細則を根拠に、大分県におけるバドミントン出場資格を整理します。
【大分県のR8年度バドミントン大会要項について】
大分県中体連バドミントン専門部の令和8年度大会要項(県総体・新人戦・全中予選等)は、随時公表されています。最新の要項・地域クラブ参加要件・申請締切は、必ず大分県中体連公式サイトでご確認ください。
県中体連公式サイト:https://oita-ctr.com/
根拠文書
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 文書名 | 令和8年度全国中学校体育大会 地域クラブ活動の参加資格の特例 各競技細則等 |
| 発出機関 | (公財)日本中学校体育連盟 |
| 確認版 | 令和8年4月時点版(PDFで公表確認) |
| 前年度文書 | 令6日中体発第305号(令和6年10月11日発出・R7細則) |
| 適用 | 令和8年度(2026年度)の中体連主催大会・全国中学校体育大会 |
| 関連ガイドライン | 文部科学省『部活動改革及び新たな地域クラブ活動の在り方等に関する総合的なガイドライン』(令和7年12月) |
R8で整理された参加区分
令和8年度から、参加資格特例の対象は以下のように整理されました(①は従来の学校所属、②③が地域クラブ活動関連)。
| 区分 | 定義 |
|---|---|
| ①学校所属 | 従来通り、学校部活動に所属する中学生 |
| ②地域クラブ活動 | 従来から運用されてきた一般の地域クラブ活動。中央競技団体または都道府県競技団体に登録し、文科省ガイドライン(令和7年12月)を遵守する団体 |
| ③認定地域クラブ活動 (R8新設) |
自治体(市町村等)が制度として認定した地域クラブ活動。認定制度の運用詳細は各自治体に確認 |
バドミントンにおいては、②③いずれの区分も以下の競技別細則を満たすことが前提となります。
バドミントン競技細則(R8国版・原文)
令和8年度の各競技細則におけるバドミントン競技の規定は以下の通りです(出典:日本中体連R8国版PDF(公表確認))。
12 バドミントン
参加を認める種目:男・女団体戦、男・女個人戦(シングルス・ダブルス)。シングルス・ダブルスを兼ねて出場することはできない。
地域クラブ活動の要件:
・所属員は、代表者・事務担当者(日本バドミントン協会・都道府県協会登録の際の管理者)・指導者・所属中学生で構成。所属中学生以外は成人(20歳以上)とする。
・1つの活動母体から登録できるのは1チームのみ。所属中学生のルール:
・夏季全国大会出場につながる大会(地区・都道府県・ブロック大会等)に出場できるのは一人1回のみ。
・夏季全国大会出場につながる最初の大会への出場後の移籍変更はできない。
・指導者を除く地域クラブ活動の所属員は、他の地域クラブ活動に重複して登録できない。協会登録:日本バドミントン協会・都道府県協会への会員登録および年会費支払い。
指導資格を有する指導者の資格要件:
(1) 地域クラブ活動の指導者は、日本バドミントン協会公認審判員資格(3級以上)を取得していること。取得が困難な場合は、都道府県の審判講習会に参加すること。
(2) R8から発効:日本スポーツ協会公認スポーツ指導者(バドミントン)資格所持者が最低1名は所属していること。
・短期間で取得が困難な場合は、団体登録後3年以内に取得することを可とする。
・コーチングアシスタント、スポーツリーダー、スタートコーチ、他競技の指導者資格、スポーツ少年団スタートコーチも含む。
R7→R8の主な変更点
- JSPO公認スポーツ指導者(バドミントン)資格所持者最低1名所属が必須化発効:R7では「令和7年度末までに取得・令和8年度からは必ず資格所持者が最低1名は所属していること」と予告されていた要件が、R8で実際に発効
- 段階的取得の緩和措置:短期間で取得が困難な場合、団体登録後3年以内に取得することを可とする
- 対象資格の明確化:コーチングアシスタント、スポーツリーダー、スタートコーチ、他競技の指導者資格、スポーツ少年団スタートコーチも対象として認められる
- 2区分の新設:R8で「②地域クラブ活動」と「③認定地域クラブ活動」を区別。③は自治体認定制度の存在が前提
- ガイドライン参照:R7(令和4年12月版)からR8(令和7年12月版)に切替
- 用語整理:「地域移行」→「地域展開」(陸上・サッカー等の競技で確認)
- 改革実行期間:令和8年度〜令和13年度の段階的取組(前期R8〜R10/後期R11〜R13)
- R9以降の継続実施:バドミントンは2027年度(R9)以降も全中継続実施が決定済み(11競技継続枠)
大分県における解釈と適用ポイント
① 参加資格の特例とは何か
大分県の地域クラブ活動が中体連主催のバドミントン大会に出場するためには、以下の要件を満たす必要があります。大分県中体連が登録審査を行います。
| 要件 | 内容 |
|---|---|
| 県連盟登録 | 日本バドミントン協会・大分県バドミントン協会への会員登録および年会費支払い |
| 出場形態 | 男・女団体戦、男・女個人戦(シングルス・ダブルス)。兼出場不可 |
| 構成員 | 代表者・事務担当者・指導者・所属中学生。所属中学生以外は成人20歳以上 |
| 指導者資格(1) | 日本バドミントン協会公認審判員資格(3級以上)取得 |
| 指導者資格(2) | R8から発効:JSPO公認スポーツ指導者(バドミントン)資格所持者最低1名所属 |
| 区分判定 | 「②地域クラブ活動」「③認定地域クラブ活動」いずれかに該当(大分県の認定制度有無は要確認) |
② JSPO公認スポーツ指導者資格の取得(R8の最重要要件)
R8で発効した「JSPO公認スポーツ指導者(バドミントン)資格所持者最低1名所属」が、バドミントンの地域クラブ活動にとってR8最大のハードルとなります。
取得が間に合わない場合は、団体登録後3年以内に取得する段階的緩和措置が認められています。また、以下の代替資格も対象として認められます。
| 対象に含まれる資格 | 備考 |
|---|---|
| JSPO公認スポーツ指導者(バドミントン) | 本則の必須資格 |
| コーチングアシスタント | JSPO公認の入門資格 |
| スポーツリーダー | JSPO公認 |
| スタートコーチ | JSPO公認 |
| 他競技の指導者資格 | JSPO公認指導者資格であれば他競技でも可 |
| スポーツ少年団スタートコーチ | スポーツ少年団登録指導者 |
大分県内のクラブは、登録段階で代表者・指導者のいずれかがこれら資格のいずれかを保有しているか、3年以内取得計画を立てている必要があります。
③ 公認審判員資格(3級以上)の取得
R7から継続要件として、地域クラブ活動の指導者は日本バドミントン協会公認審判員資格(3級以上)の取得が求められます。取得が困難な場合は、大分県バドミントン協会の審判講習会に参加することで代替できます。
④ 「認定地域クラブ活動」(R8新設区分)の扱い
R8で新設された③区分は、自治体(市町村等)が認定制度を設けて認定した団体が対象です。認定制度がない自治体の地域クラブは、③区分での参加を認められません(②区分での参加は可能)。
大分県内の市町村における「認定地域クラブ活動」制度の整備状況は自治体ごとに異なるため、大分県中体連および所在自治体の最新告知を確認してください。
⑤ 都道府県またぎの扱い
R8国版細則のバドミントン行では、都道府県またぎについて明示的な禁止規定は記載されていません。所属校の所在都道府県と地域クラブの所在都道府県の関係性は、大分県中体連バドミントン専門部の通達を必ず確認してください。
⑥ 九州ブロック・大分県独自の追加細則
R8国版細則本体では、各ブロック・都道府県で独自の追加細則を定めることが認められています。九州ブロックまたは大分県中体連バドミントン専門部が独自の追加細則を定めた場合、それが上乗せ要件となります。
現時点で本記事に大分県独自の追加細則は反映していません。必ず大分県中学校体育連盟 公式サイトの最新公表事項をご確認ください。
全中バドミントン大会の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 大会名 | 令和8年度 全国中学校体育大会 全国中学校バドミントン大会 |
| 主催 | (公財)日本中学校体育連盟、(公財)日本バドミントン協会 |
| 出場資格 | 都道府県中体連加盟の中学校または「②地域クラブ活動」「③認定地域クラブ活動」の中学生で、日本バドミントン協会・県協会登録・全国大会参加資格を得たチーム |
| 大分県が所属するブロック | 九州ブロック |
| 令和9年度以降の継続 | バドミントンは2027年度(令和9年度)以降も全中で継続実施が決定済み(11競技継続枠) |
まとめ:大分県のバドミントンクラブが全中予選に参加するための要件チェックリスト
- ✅ 大分県中体連への地域クラブ活動(②または③区分)としての登録が完了していること
- ✅ 日本バドミントン協会および大分県バドミントン協会への会員登録・年会費納入が完了していること
- ✅ 構成員(代表者・事務担当者・指導者・所属中学生)が条件を満たしていること(中学生以外は成人20歳以上)
- ✅ 指導者が日本バドミントン協会公認審判員資格(3級以上)を保有していること(または都道府県審判講習会参加)
- ✅ JSPO公認スポーツ指導者(バドミントン)資格所持者が最低1名所属していること(R8発効)
- ・代替可:コーチングアシスタント / スポーツリーダー / スタートコーチ / 他競技の指導者資格 / スポーツ少年団スタートコーチ
- ・短期間で取得困難な場合は、団体登録後3年以内取得を可とする緩和措置あり
- ✅ シングルスとダブルスを兼ねた出場をしないこと
- ✅ 1つの活動母体から登録するチームは1チームのみであること
- ✅ 学校部活動との二重参加(同一系列大会での)をしていないこと
- ✅ ③認定地域クラブ活動として参加する場合は、所在自治体に認定制度があり、認定を受けていること
- ✅ 九州ブロック・大分県中体連バドミントン専門部の追加細則がある場合は、それにも従うこと
出典
- (公財)日本中学校体育連盟『令和8年度全国中学校体育大会 地域クラブ活動の参加資格の特例 各競技細則等』PDF
- 全国中学校バドミントン大会 公式サイト
- 全国中学校体育大会 公式サイト
- 文部科学省『部活動改革及び新たな地域クラブ活動の在り方等に関する総合的なガイドライン』(令和7年12月)PDF
- 大分県中学校体育連盟 公式サイト
- 公益財団法人日本バドミントン協会 公式サイト
- 公益財団法人日本スポーツ協会(JSPO)公式サイト