ヨーロッパのクラブ文化をモデルに平成7年から設立が開始されました。
現在は、全国に3,500を超える総合型クラブが設立・育成されています。

総合型地域スポーツクラブの特徴は、次のとおりです。
ア複数の種目が用意されている。
イ子どもから高齢者まで、初心者からトップレベルの競技者まで、地域の誰もが年齢、興味・関心、技術・技能レベル等に応じて、いつまでも活動できる。
ウ活動の拠点となるスポーツ施設及びクラブハウスがあり、定期的・継続的なスポーツ活動を行うことができる。
エ質の高い指導者の下、個々のスポーツニーズに応じたスポーツ指導が行われる。
オ以上について、地域住民が主体的に運営する。
このような特徴を有している総合型クラブは、今後地域コミュニティの核となることが期待されています。また、公益財団法人日本スポーツ協会は、総合型クラブを普及する目的として次の基本理念を掲げています。
(「総合型地域スポーツクラブ育成プラン2018」p4より抜粋)
本会が推進するこれからの総合型クラブ育成をめぐっては、国民の一人ひとりが主体的にスポーツ文化を豊かに享受する場を各地域に創出・提供し、遍(あまね)く人々が差別なくスポーツの恩恵に浴するとともに、住民の連携・協働によって地域の絆を培い、地域社会の発展に寄与していくという「スポーツを核とした豊かな地域コミュニティの創造」を基本理念として新たに提示することとした。
こうした基本理念の実現のためには、「各総合型地域スポーツクラブの取組」と、「日本スポーツ協会(SC全国ネットワーク)の取組」を一体的に行うことが重要であり、この二軸による相互補完の取組により相乗効果を生じさせることが期待できると考えられています。
※SC全国ネットワークとは、全国の総合型クラブが加盟している総合型クラブ関係者の協議会のことです。
大分県における総合型地域スポーツクラブ
こうした全国的な流れにのり、大分県でも、44の総合型クラブ(令和2年4月1日現在)が創設・育成され、延べ16,000名を超える総合型クラブ会員が日々活動しています。
<参考>大分県教育委員会
https://www.pref.oita.jp/site/kyoiku/2001587.html
総合型地域スポーツクラブ FAQ