【NPO法人わいわい夢クラブ(大分市)】夏だ!海だ!わいわい夏まつりだ!

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NPO法人わいわい夢クラブ
大分市

こんにちは!
東京オリンピックで連日手に汗を握る日々が続きますが、皆さんはいかがをお過ごしでしょうか?

今日は、先日NPO法人わいわい夢クラブ(大分市)さんで開催された「わいわい夏まつり」の参加レポートをお届けいたします。

 

夏まつりと聞いて

「え?このご時世の中まつり?大丈夫?」
と思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、その点はご心配無用。
この夏まつりは「完全予約制」の一風変わった夏祭りなんです!

午後1:00

夏まつり自体は10時からの開催なのですが、私は、午後から参加させて頂きました。
まず、この夏まつりは小学生限定となっています。しかも入場も学年別で飛び入り参加は不可。事前に申し込みをした児童でなければ参加することが出来ません。
こんな感じ↓

グラウンド等で行うと熱中症の関係や、人流を十分に把握できないことから、小学校の体育館を貸し切っての開催です。入場の際は、検温はもちろんのこと手指消毒を徹底します。また体育館内はマスク着用で距離も十分に取ります。こんなご時世だからこそ、何とかして子ども達に楽しんでもらいたい、というクラブさんの気概を感じますよね。。。
私も検温と消毒をして入場します。

体育館は、5つエリアに区切られています。
「射的」、「ボウリング」、「ヨーヨー釣り」、「お化け屋敷」、「くじ引き」
とっても楽しそうな内容ばかりです。そして体育館の外には「かき氷」ブースが。子ども達が楽しむための仕掛けがたくさん準備されています。

子ども達は、各ブース1回まで無料(くじ引きは1回200円)。終了後に係の人からスタンプを押してもいます。(2回目以降は一回100円)

各ブースともクリアの条件に応じてお菓子やジュースをもらうことが出来ることから、皆熱中しています。
例えば、ボウリングの場合、
1本でも倒れるとお菓子
スペアを取るとジュース
ストライクだとお菓子とジュースのような具合です。
(ちなみにこのボウリングセットはアメリカから取り寄せたとか笑)

参加した子ども達もお菓子が欲しいので、とっっても熱中していました。みんなおうちの人からお小遣いをもらっていたようで、何度もチャレンジしている子ども達もたくさんいました。お金を使う機会も少ないもんね!

 

極めつけは、お化け屋敷!

このアイデアはすごいなぁと感心したのですが、体育館のステージ下(倉庫)にお化け屋敷のルートを作っていました。
この場所ですね。
(イメージです)

 

ここは普段から暗く、子ども達も怖いらしいのですが、それを逆手にとってアトラクションにしてしまうこのアイデア力。脱帽です。

(電気をつけてもらっていたにも関わらず、あまりの怖さにブレました。)

各ブースで遊び疲れた子どもたちは、熱中症対策も兼ねて、外でかき氷タイム。ボランティアの方が作ってくれたかき氷を食べながら夏を感じます。

また、体育館の中には常に音楽が流れているのですが、外では、地域のお兄ちゃんたちが篠笛(しのぶえ)で祭囃子(まつりばやし)や太鼓をたたいてくれています。これも、コロナ禍で子ども達にお披露目する機会が少ないからと地域の団体が協力に手を挙げてくれたそう。山車も持ってきてくれて、一気にお祭りの雰囲気を醸し出してくれます。

また、このお祭りのポイントは、スタッフに中学生や高校生が混じっていること。最近では、総合型クラブに限らず、イベント時のボランティア人材が不足しているというのに、どうしてわいわい夢クラブさんは、こうも若手の人材がいるのでしょうか、、、、、

 

率直な疑問をクラブマネジャーの方にぶつけてみると、なんとボランティアの学生たちは、ほとんどクラブ会員さん達とのこと。普段からクラブで活動している学生たちに、「手伝って~」と声をかけて、集まってもらったようです。

スタッフ謝金などは無いようなのですが、お昼のお弁当や地元のクレープ屋さんで使える無料引換券をプレゼントしているとのこと。学生にとっては、現金でもらうよりも、徒歩圏内のクレープ引換券等をもらった方が嬉しいですもんね!

引換券もお店の人と交渉して特別に作ってもらったとか。すげぇ~

 

実際、一人ひとりに謝金を出すとなると源泉徴収などの手間もあるので、このように引換券等をした方が結果としてクラブの事務的負担も減りますよね、、、双方にとってwin-winな制度!!


浴衣で来ている子ども達もいました!
確かに着る機会がないもんねぇ~

会長さんやクラブマネジャーの方々と色々お話をしたところで、私も次のお仕事へ。とっても楽しかったぁ~

 

【一口メモ】

今日は、NPO法人わいわい夢クラブさんの「わいわい夏まつり」をご紹介しました。元々この夏まつりは様々な地域の団体と連携しながら大きく開催されてきたのですが、コロナ禍もあって、例年通りの開催は出来ず。それでも何とか子ども達が楽しめる方法はないか、と検討し、今回のような形での開催となりました。この形の開催は昨年度も行っているのですが、「まさか2年連続で体育館開催とは…」と嘆き節。だけど子ども達は終始笑顔満開で参加されていました。
特筆すべきは、やはり小学校を卒業した子ども達が、スタッフとして関わってくれていること。例えばスポーツ少年団では「卒団式」というならわしがあります。これは小学6年生が小学校卒業と同時にスポーツ少年団を退団することから行われるスポーツ少年団版の卒業式みたいなものです。制度的には中学生以降もスポーツ少年団に関わることが出来るのですが、いつしか一般的に行われています。しかし、総合型クラブには「卒業」という概念がありません。中学生も高校生も、大人も子どもも皆クラブ会員として関わることが出来ます。そのことも総合型クラブの魅力の一つですよね。

実際、今回ボランティアで来ていた中学生が、体育館で小学校時代の先生と再会し「先生~!久しぶり~!」と昔話に花を咲かせていた場面がいくつも見られました。

総合型クラブを通して地域と繋がる。
総合型クラブと通して地域で繋がる。総合型クラブは、単にサービスを提供するだけでなく、人と人をより密接につなぐ力があるのかもしれません。
記事を書きながらそのようなことを考えていると、会長からピロン!とLINEが。

 

”昨日はありがとうございました。疲れました。17,000歩歩いてました。”

 

子ども達の笑顔の裏には、大人達の大変な努力があるんですね。。。

あの子ども達も大人になってから気づくでしょう。
あの夏祭りすごかったんやなぁ、、って。笑
ゆっくり休まれてくださいね!

 

▼お世話になった総合型クラブ▼

NPO法人わいわい夢クラブ

 

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